株式会社マーベラス ~キャラクタービジネスの新境地「2.5次元ミュージカル」成功の舞台裏~

Vol.1 キャラクタービジネスとの出会い

株式会社マーベラス 代表取締役会長 兼 社長 CEO 中山 晴喜 (2016年8月取材)

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―キャラクタービジネスとの出会い―

【中山】

初めて音楽を聞くようになったのは、小学校高学年ぐらいからかな。中学、高校、20歳ぐらいまでずっとバンドをやっていたかな。最初は本当に昔のハードロックみたいなやつとか、コピーバンドをやっていたのですが、段々オリジナルになって。パンクバンドですね、一時期は。それから、段々もう少しそれを進化したような感じになっていってという感じかな。あまり正統派なロックではなかったかもしれない。とあるバンドで少し有名な人なのですが、偶然知り合って、その方がデビューが決まっていて、その人の前座で使ってもらったり。その代わりに手伝いをしたり。スタジオにくっついていってチューニングをしたり、楽器を運んだり、ローディーみたいなことをしていたのです。そのバンドがデビューするときに、すごくレコード会社から言われて。まだ当時はロックが市民権を得ていなかったので、もっと売れるような曲調にしろと言われて、全部楽曲を書き換えさせられてデビューしたのです。それを見ていて、ここまでしてやっていたら面白くないな。環境が整っていないし、やはり商業ロックになってしまうし面白くないなと。だったら、趣味でやっているほうがいいかなと思って、僕はそういう考えだったのですが、中にはどんな形でもいいからプロになりたいと言って、実際にプロになったやつもいます。バンドとして方向性が合わなくなって辞めてしまったのです。いくつか全然関係がない、業種で絞っていたわけではなくて、何社かいろいろなところを受けたのです。本当はやはりレコード会社や広告代理店がなんとなくイメージ的にかっこいいなと思って行きたかったのですが、最終的には、やはり実際に物を作って流通もあって、メーカーのほうがなにかとつぶしが効くかなと思いました。ものづくりをしている会社のほうがいいかということで決めたというのが最終的な決め手だったのかな。やはりおもちゃを作りたいとか、企画がやりたいと思って入ってくる人が多いので。僕は企画なんかは絶対に嫌だな、逆に営業がいいなと思っていました。営業なんて志望する人間はほとんどいないので、すんなり営業にはなれました。やはり在庫を作るのが一番怖いというのがすごくありました。この会社を作るときも、とにかくなるべく在庫を持たないビジネススキームにしようというのはすごく気を使いました。今も在庫は気になります。特に、キャラクター商品だったので、売れないものは売れないのです。別に、お菓子の商売だったので、煎餅屋さんとかだと半値にしたりセールをしたりすれば、お煎餅の在庫はある程度はけると思うんですけど、人気のないキャラクターは番組が終わってしまったら半額にしても子どもは買わないのです。去年の仮面ライダーは誰も買わないでしょう。だから、もうキャラクタービジネスの瞬発的にバッと火がついてめちゃくちゃ売れて、すごいもうかるという醍醐味(だいごみ)もあったけれども、逆に、余らせたときの在庫の本当の怖さというのがすごく染みつきました。あの会社の中で最初に結構習ったのですが、在庫という字は「罪の子」と書いて、在庫(罪子)だと。よく上司から、「在庫は罪の子だ」と洗脳されて言われていたので、今でもそれがすごく染みついているかもしれない。最初2年間営業をやって、それから2年間は海外本部というところにいて、香港の担当をしていました。香港に関するいろいろなことをやりました。おもちゃの生産に関わることとかも携わったし、もちろんシッピングだったり、キャラクターのライセンス契約を取ってくるとか、商標の出願とか、ビジネスプラン。新規のビジネスを立ち上げるときのビジネスプランを作ったり、何でもかんでもオールラウンドにやれたので、それはすごくよかったと思いますね。もう見よう見まねでいろいろとやっていて、特に誰かが教えてくれたということはあまりないのですが。商標などは自分で勉強したかな。本を買ってきたりとかして。自分で考える余地もすごくあったし。上司に報告しても、どうやりたいの?と言ってもらえて、こうやりたいんですというので、結構好きにやらせてもらって、すごく貴重だったかなという気はします。

社長プロフィール

President's profile
氏名 中山 晴喜
役職 代表取締役会長 兼 社長 CEO
生年月日 1964/8/13

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