株式会社マーベラス ~キャラクタービジネスの新境地「2.5次元ミュージカル」成功の舞台裏~

Vol.4 同社を成功に導いた人材マネジメント

株式会社マーベラス 元代表取締役会長 兼 社長 CEO 中山 晴喜 (2016年8月取材)

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―同社を成功に導いた人材マネジメント―

【中山】

人事評価制度はマーベラスのほうが結構、すごい強弱のついている人事評価制度が元々あったのです。AQはどちらかというとなくて、そもそも賞与がなかったのかな。賞与やインセンティブのような考え方がなかったので、固定給の年俸制だったのです。なので、それは一緒になるときに、新人事制度をどちらかというとマーベラスのものをベースにしながら、より開発の人間にも合わせられるようなものに改良して。随時改良しているのですが、それからも今も。毎年のように少しずつマイナーチェンジをしているのですが、作っていって。今はもちろん共通のもので全部やっています。業績評価と仕事の内容の評価というのと二本柱で評価しているのです。業績評価はもうこれは結果なのでしょうがないと思うのです。もう1個の能力評価というのは、この人が今、うちはグレード制度のようなものを取っているのですが、グレード1からグレードいくつとバーッとすごいグレードの数が細かく細分化されていて、そのグレードによって給料が決まるのです。そのグレードに求められているものというのを1つ定義化してあって、それと比較してできているのか。あとは、自分でこの半年間はどういう目標を掲げるとか、自分でも上司と握るのです。私の目標はこれとこれとこういうことをやります。それに対して、自己評価をして、一次評価をして、二次評価をして、評価会議というものが最後にあって、全員の昇給や賞与の支給などが決まるのですが、そこには本当に2種類あって、1つは結果だけで評価するものと、あとは実際の能力がそのグレードの中で十分に発揮されているのか。もちろんこのグレードを超えているよねということになれば、次のグレードに行くし。だから、大きい人だと1回で、年に2回昇給のチャンスがあるのですが、半年で9%上がるのかな。だから、500万円だったら、545万になって、545万の人がまた半年後にそこから9%上がることもあるということです。1年間で100万円上がる人は結構います。特に、若手は。あとは、役職も管理系や一般系のところはマネージャーや部長ですが、スペシャリスト系というのが1つあります。それはデザイナーやプログラマーはスペシャリスト職群に属していて、めちゃくちゃいいプログラマーで、人も使ってプログラミングをリードはしていけるけれども、人のマネジメントはできない。ジョブマネジメントはできても、勤怠管理やほかのマネジメントはできないという人がいますよね。そうすると、ずっとマネージャーや部長に上がれないと困るので、スペシャリストとしてのシニアプログラマーなど、そのような役職があって、それで役職給をつけていくというようなこともしています。現場の人たちが企画をどんどん挙げてきて、それを結構尊重してやらせているというところはあるのではないでしょうか。別に、上が企画を決めているわけではないので。何をやりたいか。特に、舞台のセクションなどは制作が全員女性なのです。20代の女性しかいないのです。彼女たちが挙げてきた企画を我々が少し手伝いをして。手伝うというのは、権利を取ってくるところだったり、役者のブッキングだったり、会場を押さえるところだったり、少しコネクションや力が必要のようなところを上がフォローをして、実際に物を作っているのは彼女たちなので。やはりお客さん目線に近いところの人たちが作っているからいいのだと思うのです。だから、うちが女子向けのゲームというのがなかなか立ち上がらないのは、うちの社内に女性プランナーが圧倒的少ないから。男性プランナーが多いのです。これからは、女性プランナーをどんどんゲームのほうにも増やして、女子向けは1本ヒットを出すとまだすごく結構安定するのです。男性向けのほうが、新しいゲームが出てくると、どんどん移っていくのですが、女性は結構1回ヒットを出してしまうと、女性向けは結構固いので。あとは、やはりスピード。これもすごく重要だと思っています。キャラクタービジネスなので、旬の時期というのがあると思うので、いかに早く一番いい時期に一番合ったメディアに乗っけていくか。それはゲームなのかアニメなのか舞台なのか、いろいろな選択肢が我々はあるのですが。デバイスもそうですよね。ビータなのか3DSなのかスマホなのか、いろいろとあると思うのですが、一番合ったものに一番いい時期に乗っけていくという、このタイミングというのもすごく重要だと思うのです。だらだらやっていると、それを逃していってしまうと思うので、そこは結構何でもとにかく早く早くというのは心がけてはいます。やりたいという人間の熱意ではないですか。そいつがやはりどれくらい熱意を持って、「これは絶対いけます。やりたいんです」という、やりきりますという人がいないと。「これ、絶対に当たるからお前やれよ」とやらせたところで絶対にうまくいかない。

社長プロフィール

President's profile
氏名 中山 晴喜
役職 元代表取締役会長 兼 社長 CEO
生年月日 1964年8月13日

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