株式会社マーベラス ~キャラクタービジネスの新境地「2.5次元ミュージカル」成功の舞台裏~

Vol.5 今後の展開と視聴者へのメッセージ

株式会社マーベラス 元代表取締役会長 兼 社長 CEO 中山 晴喜 (2016年8月取材)

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―今後の展開と視聴者へのメッセージ―

【中山】

元々、やるとしたら全然関係がないストレートのすごい普通のお芝居をやろうという意見は元々なくて。基本的にキャラクタービジネス、IPビジネスをやろうと思っていたので。そのIPを生かす一つの場として舞台があるという考え方だったので、必然的に今でいう2.5次元になるというのは、最初からの道だったかなという感じです。とにかく、最初は原作ファンの期待を裏切らないこと。いかに原作に忠実に舞台化するかということだけを最初は心がけて、まず作ったのです。だから、役者が似ていることや、しっかりその役になりきれるか。そこからスタートをしていって、段々お客さんの層も広がっていったり、いろいろな演目をやる中で、少しずつそれにプラスアルファ。だから、今は原作を知らない人が見ても面白いと思うものではなかったら、作ってはだめだと言っているのです。最初はとにかく、原作を知っている人しか絶対に来ないと思ったので。特に、最近はマンガだけではなくて、今うちはゲーム原作をすごく多くやっているので、ゲームを全然やったことがない、知らないというお客さんも結構多いのです。そういうお客さんがゲームをやってから来なかったら分からないような舞台は作るなよというのをすごく言っています。だから、今は原作を知らない人でも面白く見られるものにしなければいけない。あとは、やはりどんどん進化していっています。今はプロジェクションマッピングを使うようになってきていたり、音もそうだし、影像、光、いろいろなところの演出はどんどん凝っていっていると思うので。元々舞台は値段が高いですよ。元々値段が高いので、あの入場料を払って、若い子たちは来られないですよね。すぐに1万円だ、1万5,000円だという金額が当たり前でしょう。コンサートに比べても圧倒的に高いではないですか。なかなか若い人たちに浸透しなかったので、我々は最初、『テニミュ』も5,600円とか、そういう値段で、まず値段を下げるというところからスタートさせました。今までの舞台ファンに入っていくのではなくて、今まで全く舞台に来たことがない人たちを呼び込もうというのを最初から考え方としてあったので。この10年間ぐらいで、舞台の市場規模はどんどん大きくなっていって増えてきているのですが、その増えている部分は丸々2.5ですよね。今、150万人ぐらい動員しているので。舞台のほうはもちろん、舞台だけではなくて、どれも伸ばしていかなければいけないのですが、まだ市場に余地はあると思うので。舞台もそうですが、どこを特にというのを特に決めているわけではなくて、そのときなるべくフォローな風が吹いているところにもちろん力を入れていくのですが。舞台はもちろんまだまだ海外展開なども考えていかなければいけないと思います。海外の売り上げの比率は7〜8%ぐらいだと思うのですが、まだ10%はないと思うのです。海外だと、やはりほぼコンシューマーゲームですね。ただ、コンシューマーゲームといっても、パッケージを全部売っているわけではなくて、実は、ダウンロードや、海外の番組のライセンス。アニメの配信。番組販売や海外映像配信など、これも実は結構今、いいのです。これにプラス、もちろんまだいけていないオンラインゲームのところや舞台だったり、この辺も加えていかなければいけないと思っているのですが。携帯とコンシューマーの関係というのが今後どのようにもっとなっていくのかなというのが、やはりスマホがこれだけになってくると、コンシューマーのハンディ専用機というのは需要的に厳しくなってくるのかなと思っていて。でも、やはりハンディ機でゲームをしたいという需要はずっとありますよね。そうすると、ぽこっと抜けてしまう層というのが、実は小さい子どもたちだと思うのです。『ニンテンドー3DS』で遊んでいる子どもたちが、ハンディ機がなくなったときに、すぐスマホにいって、親がスマホでゲームを買い与えて課金させるかと言ったら、しないと思うのです。だから、落としきり方の、3,000円なら3,000円で落としきりですよ。コンシューマーゲームと全く一緒ですよというような、落としきりのスマホゲームというのは結構これからやっていかなければいけないかなというのは思っています。とにかく、もっと面白いものをもっとたくさん作るということしかないです。それが全てで、そうしたらいい結果もついてくるのかなと思っています。だから、いつも何か結構面白いことをやっていて、なんとなく面白いものをIPで立ち上げてくるよねと回りから思われているような会社になりたいなと思っています。だから、もっと面白いものをもっとたくさん作るというのが目標ですよね。

―視聴者へのメッセージ―

【中山】

これからも、とにかく皆さんをワクワクさせられるような楽しいコンテンツをたくさん作っていって、さらに会社を成長させていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

社長プロフィール

President's profile
氏名 中山 晴喜
役職 元代表取締役会長 兼 社長 CEO
生年月日 1964年8月13日

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