株式会社メニコン ~115万人超の“会員”を有すコンタクトレンスのパイオニア~

医師を志した意外な理由

株式会社メニコン 代表執行役社長 田中 英成 (2016年6月取材)

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【聞き手】

それでは本日は、創業から65年、日本を代表するコンタクトレンズメーカーのパイオニア起業として躍進を続ける株式会社メニコン 代表執行役社長 田中英成社長にお話を伺っていきたいと思っております。それでは田中社長、よろしくお願いいたします。

【田中】

よろしくお願いします。

―医師を志した意外な理由―

【聞き手】

いつくらいから将来のことといいますか、そういったことを意識されるようになってきたんですか。

【田中】

それはね、大学を卒業して、大学は医学部に行きましたけど、本当は医学部に行こうと思ってなかったんですよ、進学校に行ったわけでもありませんので。このままその高校の、それこそ困ったらエスカレーターで大学に行けば推薦で入れるだろうと。そして、大学生活をのんびりやって、なんとかなるかと志も無く学生生活を送っていたんですよね。そうしたらある時、父の友人である知人から、お前はどうせ親の後を継ぐんだろうと言われて。それなら医療機器の会社なんだから医学部に行けと言われて、医学部も良いかなと、何も考えずに医学部に行こうと思ったんです。

【聞き手】

医療機器メーカーに入るというのも、将来的に跡を継がれる道筋の一つかと思うんですが、それでもやはり医学の道にこだわったというのは。

【田中】

それはやはり世界的に見ると、ドクターというタイトルは非常に強いオールマイティカードなんですよ。これを持っているか、持っていないか。それこそ父も、父は小学校も出ていませんから。中学を卒業する前に軍事工場に駆り出された時代ですからね。ですので、自分に学が無いということをすごくハンディキャップに思っているわけですね。

自分はコンタクトレンズを開発したけれども、自分が医師であれば自分の実験結果を持って学会で発表をして、そしてもしかしたら学術者としても尊敬される立場になっていたかもしれないけど、医師では無いためにそれが出来なかった。自分で作った良い物を自分で証明することが出来ないんですね、アカデミックな部分で。そこに非常に悔しい思いをしていたので、父はあまり勉強するという人ではありませんでしたが、自分が医学部に行くということに対してはウェルカムな話で、すぐにOKという話で、3年も浪人を許してくれたんですよね。お陰様で大学に入学しまして、国家試験も受かって医者に。

【聞き手】

眼科になられたわけですよね。

【田中】

そうですね。

社長プロフィール

President's profile
氏名 田中 英成
役職 代表執行役社長

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