株式会社メニコン ~業界初コンタクトレンズの定額制サービス 成功の要因と次の一手~

Vol.4 世界初の商品『フォーシーズン』の全容と今後の展望

株式会社メニコン 代表執行役社長 田中 英成 (2019年1月取材)

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―世界初の商品『フォーシーズン』の全容と今後の展望―

【ナレーター】

『メルスプラン』をさらに発展させるべく、度重なる研究を重ね、困難と言われていたモールド製法によるハードコンタクトレンズの製造に成功したメニコン。

その実用化製品として、2018年11月に3ヵ月定期交換型レンズ、『フォーシーズン』の販売を開始。製品の特長について、田中は次のように語る。

【田中】

いわゆるフォーシーズン、3ヵ月に1度交換すれば良いという商品です。一人に片目分で4枚渡しても採算は合うようになっています。しかし、3か月は長いため、いつレンズを取り替えたのかを忘れてしまいます。

そこで、忘れないように季節を感じさせようという発想を込めた商品が『フォーシーズン』です。そのためにレンズの色を4色に分けて、自分の使っているレンズの色で、自分がいつ変えたかという季節の感覚を覚えていれば、体が「季節が変わったな」と思った時にレンズを交換すれば良いのです。そうすると、おおよそ3か月のリプレイスメントになります。それがこのレンズのアイデアです。

【ナレーター】

海外展開についても、まだまだ拡大できるチャンスがあるという。

【田中】

海外事業に関する売り上げが当社の場合、連結で10%程しかないので、これを将来的にはやはり30%程に伸ばさないといけないと思います。

日本は少子化が進んでいますので、人口はどこかで減っていくわけですよね。コンタクトユーザーだって永遠に伸びるわけはないので、どの業種でもそうでしょうけれど、海外のマーケットを開拓しなければ先細りになってしまうという意味でも、海外比率を伸ばしていきたいと思っています。

ただ一方で、当社の場合、海外(比率)が10%程しかないので、伸びしろの方が大きいわけです。これは自分でも楽しみだなと思うところですね。

【ナレーター】

2019年1月時点で『メルスプラン』の会員数は130万人を突破し、この基盤をもとにコンタクトレンズの製造技術やノウハウを新規事業に応用・拡大していきたいと語る田中。その真意とは。

【田中】

企業理念としては、「みる」ということを中心とした活動です。この「みる」というのは別に目で見るだけではなく、「感じてみる」とか「触ってみる」、「聞いてみる」、場合によっては「味わってみる」というように、「みる」というのには、あらゆる「みる」があるわけです。

我々は過去から「より良い視力の提供を通じて、広く社会に貢献する。」というのをスローガンにしてきたわけですが、その視力と言っているのは、単に目の視力だけではなく、そうしたあらゆる「みる」を指します。その「みる」を実現する新規事業を拡大していきたいと、理想として思っています。

社長プロフィール

President's profile
氏名 田中 英成
役職 代表執行役社長
略歴 1987年 愛知医科大学医学部医学科卒業
1993年 日本眼科学会専門医認定

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