株式会社メニコン ~コンタクトレンズ業界に革命をもたらした、業界初の会員制ビジネス成功の裏側~

Vol.4 ニーズを予測する商品開発と再生医療への挑戦

株式会社メニコン 代表執行役社長 田中 英成 (2016年6月取材)

[もっとみる]

―ニーズを予測する商品開発と再生医療への挑戦―

【聞き手】

2015年に東証一部に上場されまして、今まさに開発のところにすごく力を入れてらっしゃると伺いました。

【田中】

開発は今だから力を入れているというわけではなくて、開発にはずっと力を入れているんですよ。うちはマンパワー的にいうと、全社員の10パーセントから20パーセントくらいが、いわゆるR&Dに直接的・間接的に関わる人達なんですよね。なので、そういう意味ではパーセントが多いんじゃないかと思うんですよね。しかもうちは小売店も持ってるんですよね。川上から川下までマーケティング的にいうと全て一直線で持ってるんですよ。

【聞き手】

そうですよね、それはすごいなと思いました。一気通貫で、素材の開発から小売りのところまでやられていて。

【田中】

そうです、これは最大の強みです。マーケティングが分かるというのは現場があるということですよね。BtoBのビジネスだけだとなかなかそのマーケットの本当のニーズ、もしくは将来のニーズを予測出来ないんですよね。でも、ニーズを見つけてマーケティングをやっていたら、これはもう全部工程を踏むんですよね。遅いんですよ。だから、僕は将来ユーザーが求めるかということを常に予測した商品開発をしなければいけないという風に思っている。もしくは、新しい価値をつくるということですよね。

【聞き手】

こういったことも大きな成長としてやっておきたいと思われることはありますか?

【田中】

新規事業でいろいろな分野にチャレンジしています。ただ、新規事業というのは正直言って難しいです。これは本当に難しいです。なぜなら、まだ社会のインフラが出来ていないようなものもいくつかありますし、やはり行政の認可を必要とするものもいくつかあります。

これは前例が無いものがいくつかありまして、前例が無いものというのはどうしても行政は二の足を踏む傾向というのがあるんですよね。そういうものをやはり成功させるということは難しいんですが、新規事業というのはいろんな分野で成功させたいというのがありまして。

やはり医療というのは失った機能をいかに取り戻すかということが究極の医療ですから、我々もコンタクトレンズに留まらず、そういった分野にも進出していけたら良いなと思ってるんですけどね。研究は続けているんですが。なかなか再生利用がうまくいかないのは、やはりビジネスとして成立するインフラを作らないと、研究レベルでは出来ていても、それはやはり普及しないということなんですよね。

【聞き手】

それが進んでいる国というのは欧米の方ですか?

【田中】

いえ、世界で出来ている国はまだ無いですね。

【聞き手】

そうですか。それぞれの国のレベルでまだまだこれからという産業なわけですね。

【田中】

そうですね、10年、20年ではまだビジネスにはならないでしょうね。ただ、今からでもやっていかないと、誰かが切り拓かなければ前には進まないわけですよね。何度でもチャレンジしていくということは企業の責任だと思うんですよね。失敗したからやめましょうということにしてしまうと。

【聞き手】

いつまでも新しいことが生まれて来ないということですよね。

【田中】

生まれて来ないですね。その結果として失敗して、でも結局誰か大金持ちの人がタイミング良い時に現れて技術を買って、その世界を作っちゃうかもしれませんが、それは先人がいてそうなるわけで。少しでも我々もそこにいこうと。

【聞き手】

そこには、やはりチャレンジし続けるという覚悟で臨まれるわけですね。

【田中】

そうですね。

社長プロフィール

President's profile
氏名 田中 英成
役職 代表執行役社長

あなたにおすすめのコンテンツ

この社長に応援メッセージを送る
この社長に直接提案