ライフスタイルアクセント株式会社(ファクトリエ) ~日本初の「工場直結ファッションブランド」誕生の裏側~

Vol.3 どん底を経験して得た、必要とされる事業の本質

ライフスタイルアクセント株式会社(ファクトリエ) 代表取締役 山田 敏夫 (2018年10月取材)

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―どん底を経験して得た、必要とされる事業の本質―

【ナレーター】

事業を立ち上げようと考えていた山田は、早期に力をつけるために、営業職としてソフトバンクグループの企業へ就職。

4年間営業を学んだあとに、当時の東京ガールズコレクションが運営する通販サイト、ファッションウォーカードットコムへ転職。倉庫勤務からのスタートだったが、その後、本社への異動を経て社長室付として、東京ガールズコレクションの運営に従事。

着実にキャリアアップをしていく中で山田にとって大きな転機が訪れる。

【山田】

フェイスブックを通してフランス時代の友人とつながって、彼らと「今、何をしているのか」と話をした際に、東京ガールズコレクションのYouTubeのリンクを送るなどしたのですが、彼らに「それがお前のやりたかったことなのか」と言われたのが、僕の中での1つの転機でした。

それと同時に、ファッションウォーカーという会社がワールドに買収されるかどうかという瀬戸際でもありました。結果的に買収され、全てワールドから来るということで全部が切り替わるタイミングで僕も「辞めます」と、2011年の10月に退職しました。

そこから3ヶ月後の2012年の1月に会社を設立。ですので、友人から言われてはっとしたということもあれば、同時に目の前に大きな転換期があったので、そのタイミングでスパッと退職して、会社をつくったということです。

【ナレーター】

大きな転換期を経て、2012年にライフスタイルアクセントを設立。

経営者としてのスタートを切ったのだが、創業当時はスタートすら切れていない状況だったと、山田は振り返る。

【山田】

40も50も訪問しても、全く相手にしてくれませんでしたね。

スーツを着て、田舎の道にある工場を回っていたのですが、ある日、「スーツを着た怪しい男性がこの町内を歩いています。みなさん気を付けてください」という町内放送が流れたのです。周りの田んぼを見まわしたら、誰もスーツを着ている人はいない。

それで工場を訪問するたびにガチャっとドアの鍵を閉められたりするわけですね。スタート自体切れませんでした。

2012年の1月に始めて、半年経ってもスタートすら切れなかったのです。

【ナレーター】

自分が信じていたことが受け入れられない現実に一時は悩みもしたが、その中から学ぶことも多くあったという。

【山田】

むしろ「ありがとう」と言うべきは僕です。今もそうですが、みんなに僕の夢に付き合っていただいているということを、ある夜行バスの移動中に思って、そこから僕のマインドが大きく変わりました。

また、今もそうですけど、正しさよりも楽しさの方が非常に重要です。正しさの押し売りではなくて、どうすれば彼らが楽しくなるのだろうかと考えるようにしています。

僕がお世話になっている方なので、マインドは非常に変わりましたね。

社長プロフィール

President's profile
氏名 山田 敏夫
役職 代表取締役

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