Vol.2 価値観
価値観(企業変革を支援、いい仕事をしたい、真のビジネスパートナーとして)
【浦上】
今でこそ、会社は変わらないといけないということは、スピードもしかり内容もしかり、変わっていかないといけないというのは、今でこそ一般的に言われていることですが、当時創業のころは、会社を変えなくてはいけない話は、ほとんどなかったんです。あっても一部の会社。どうやって変えていいか分からない。自分の会社を変えようとする時に、自分で変えるのは自己否定になります。なので、なかなか色々な企業さんは、変えたくても変えられない。何を変えていいか分からない。何か変えようイコール新規事業で、何かリゾート開発をやろうというような、そういうものが、バブルの時代に流行ったのもあり、私はそうではなくて、会社の中を変えるというのは業務の改善によって、効率を上げたり、社員に一から十まで仕事を与えていた会社が、重要なところだけの仕事にして、あとは外に切り出して、外部の優秀な会社、もしくはコストも含めてうまく付き合っていけるパートナーを探して、一緒になって餅屋は餅屋で仕事をやることによって、会社というのはいい意味で、本業に特化できて変わっていくというふうに、いつも思っていてそれを企業理念に入れていきました。
会社を大きくしようという気持ちは、それほど強くないんです。私の中でやるのは、いい仕事をやりたいなというのがすごくあって、やってきた仕事が喜ばれる、自分の社員が誇りに思えるとか、やってきた仕事が喜ばれる、自分の社員が誇りに思えるとか、やってきたことが人に言える。子どもだとか親に、お父さんはこんな仕事をやっているんだといえる仕事をやりたいなと、常日頃から思っていて、働くお父さんは頭を下げて、なんてコマーシャルでやっていたりするんですが、テレビをつけると会社の社長が頭を下げているものばかり、子どもたちは見ているので、仕事イコールつまらないと思われている人が多いと思うのですが、せめてお客様に喜ばれたり、やることが成果を出してということを、ずっと思ってやっていると、自分たちの仕事に誇りを持てる。大きくすることも、喜び一つだと思いますが、やっている仕事の内容が楽しい、やりがいがあるというのは、社員や会社でも必要なことだと思っていて、それをずっと思ってやっているだけだと思うんです。
お金をもらうためには、お金を払う側がクライアントで、お金をもらう側が業者みたいな考えでやる仕事というのは、私はあまり好きではなくて、本当に困っているんだったら助けます。私たちがいることで、新しい事業ができるのであれば、一緒にやりましょうとそういったので使ってもらう。一緒に組んでやれるところが、私の目標なので、営業力というよりも、そういう考え方をされている会社が、少ないのではないかと思います。パートナーシップと言葉では言うのですが、実際にそれをお客様にも強く言える会社は少ないと思うんです。当社は業者ではなくパートナーだから。パートナーなので、こうやってもらわなくては困る。下手すると、赤字になったら穴埋めしてくれと言える会社はないです。それはお宅が、勝手に見積もり作って、お宅が勝手に赤字出して、お宅の責任でやってよという考え方が多いと思うのですが、私たちはそういう考えではないんです。一緒にやろうとしているところが、もし赤字になってやめたら困ってしまいます。困ったら今までやろうとしていたことができないわけです。今ここで短期的にいえば、どっちが悪いだとか、赤字だ黒字だということで、仕事をやめたりやめなかったりすればいいと思うかもしれませんが、長い目で見た時に、この事業を成功させて、一緒に取り組んだ事業を成功させて、一つ収益力の高い事業をスタートさせた方が、長い目でみたらいい場合ってありますよねということで、最初に話をさせていただいて、パートナーシップを組んでから始める。そういう考え方で仕事をやっているので、大きなクライアントさんには、一緒にやりやすい会社になっているかもしれません。
経営者プロフィール
氏名 | 浦上 壮平 |
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役職 | 代表取締役会長兼社長 |
生年月日 | 1966年8月25日 |
出身地 | 兵庫県 |
座右の銘 | 一期一会 |
会社概要
社名 | 株式会社エスプール |
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本社所在地 | 東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル6F |
設立 | 1999 |
業種分類 | サービス業 |
代表者名 |
浦上 壮平
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従業員数 | 1,060名 |
WEBサイト | http://www.spool.co.jp/ |
事業概要 | 物流等のアウトソーシングとコールセンター等への人材派遣中心。 |