Abalance株式会社(旧リアルコム株式会社) IT事業、太陽光発電（ソーラー）事業を展開する急成長ベンチャー Abalance株式会社(旧リアルコム株式会社) 元取締役 谷本 肇　

価値観

【谷本】

組織とか色々なものを越えて、人が集まって、そこから何かが出来上がって、それが化けていく姿、このダイナミズムが面白いと思っています。これを実現するビジネスを自分で出来ないかと思っていて、いろいろな実現の仕方があると思うのですけれども、その中で自分がシリコンバレーにいたということもあって、今のような世界を演出するようなＩＴインフラ、ＩＴサービス、これを作りたいなという頃から会社を作ってきました。

そういう意味では我々のビジョンは、１つは今言った人が集まって、新しいものが生み出されるような世界をＩＴを通じて作り上げていきたいと、それをワークスタイルを変えていくという言い方をしているしているのですけれども、そういうふうにしていこうというのがあります。

もう１つ価値観とかミッションの中で、「個」が輝く組織を作ろうというのがありまして、これは個々人がチームの中で実力を発揮する、あるいはそれぞれが実力を発揮した結果、チームが強くなるというような会社にお客様もしていきたいであろうし、自分たちの組織もなろうと、そういうのに繋がっています。

【谷本】

カリフォルニアに住んでいると、車に乗ると結構日本車が幅をきかせていて、下手したら４割くらいのマーケットシェアがあるのではないかという状況なんです。あと、電気製品店に行けばSONY、三洋電機、パナソニックが、売場の一番良い場所を占めていて、SONYなんかアメリカのブランドだと思っている人がいるくらい、グローバル化されているわけです。

そういうことが日本人はできているのに、どうしてソフトウェアではできていないの、というところから、ソフトウェアでもできるはずだから、それをチャレンジしようというので、我々２つ目のビジョンである、ITでグローバルに戦える会社に自分自身がなる、あるいは自分たちがその尖兵となることで、そういう環境づくりをする、ということをしていきたいと思っています。

【谷本】

人のワークスタイルを変えようとか、グローバルと言うと明日できる話ではないと。なかなか日々みんなで仕事をして行く中では、それにどれくらい近づいているかというのを言えない、あるいは実感できないことが多いので、少なくとも、みんなでミーティングは毎週やっているのですが、もし何か起きたら、これはそっちへの一歩だよみたいなことを、一生懸命象徴として言うとか、そいういう話が１つあります。

行動規範の「リアルコム ウェイ」というのが１０項目ありまして、いわゆる個が生きるような、みんながアドリブでいろいろやりながら、勝手に動いているようだけど、チームとしてハーモニーを奏でている会社にしようと思ったとき、あまり細かいことは決めずに、だけどこれだけは守ろうというものを作ったつもりなのです。

クラシックだと全部旋律が書いてあるのに対して、曲にすればジャズだとつまりコード進行であるとか、キーであるとか、そういうものを決めていくわけですけれども、そういうものとして「リアルコム ウェイ」というものを作っています。