Vol.6 特集動画
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【谷本】
学部時代はあまり勉強していませんでした。遊んでばかりいましたが、ただ、本を読むのは意外と好きで、文学部だったのですけれども、読んでいる本はほとんど経済関係のビジネス書を読んでいました。
【ナレーション】
そのまま、ビジネススクール時代も、読書は続き、会計やマーケティングなど、和書、洋書を問わずに2年間で100冊ほど読んでいたという。ビジネス書を読むうちに谷本は独自の本の読み方をするに至ったという。
【谷本】
目次を一生懸命に読んで、この著書がどういう論理構成で、どんなメッセージを伝えようとしているのかを、想像して、仮説を立てて読んでいく、そうするとある章に関して、ここはイントロだから、適当に読んでおいて、ここが前ふり、ここが起承転結の転なり結なりのところを一生懸命深く読んでいくと、メリハリをつける読み方をしていました。
この人は何を考えて、こういう字なり本なりに落としたのだろうかというのを、本を媒体にしてその人の頭の中をのぞきにいくようなそんなイメージです。
【谷本】
それは当時の私からすると、非常に目から鱗というか、こういう考え方で物事を進めるんだという、刺激になりました。それがもしかしたら結果的には、私もビジネススクールを出て、経営コンサルファームに入ったのですけれども、そういったところに進むきっかけになったのかもしれません。
【谷本】
若いなら若いなりに、フットワークを使って、本当に体と頭の汗をかいて、現場はこうなっているのですよというのを、社長に見せていくというのが、コンサルティングファームの中での若い人間、ジュニアな人間がだすべきバリューの一つと私は思っていまして、現場主義を徹底していったのです。
【谷本】
本を読んでいるだけでは意味がない、現場でいったい何が起きているのかというと、やはり自分の足なり、体なり、五感を使って感じないといけないのではないのかなという、問題意識が1つあったのと、人間が人間臭い中で、いろいろなものを見出していく、という考え方があったので、シリコンバレーというところは、いったいどんなところなのだろうという、現場主義で、自分の目で見ていこうというのと共に、そこで活躍している人たち、時々雑誌に出てくるような人で、アメリカンドリームの体現者みたいな人たちというのは、いったいどんな人間なのだろう、というのを知りたい、そういう思いでシリコンバレーに飛んで行ったというのがあります。
【谷本】
やはり自己紹介を1分以内に終わらせるとか、自分の強いところはこういうところだというのをきちんと明確に、3つ話せと言われたら、3つ話せるようにするというのがまず1つです。
その中で、ネットワーキングパーティの中でのノウハウ的なことを言いいますと、こちらも「この人とこの人とこの人は、会っておきたいな、あとからつなげたいな」と思う時には、帰る時に、もう一回その人に会いに行って、「じゃあ、先に帰るからどうもありがとうね」と握手して、もう一回印象をダメ押ししてから帰る、帰っても数時間以内にすぐにメールを打って、「今日はどうもありがとう、非常に興味があるからぜひ、この日かこの日に会いましょう」と伝える、そういうことですね。
経営者プロフィール
氏名 | 谷本 肇 |
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役職 | 元取締役 |
生年月日 | 1964年6月30日 |
会社概要
社名 | Abalance株式会社(旧リアルコム株式会社) |
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本社所在地 | 東京都品川区東品川2-2-4 天王洲ファーストタワー5階 |
設立 | 2000 |
業種分類 | 情報通信業 |
代表者名 |
谷本 肇
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従業員数 | 単体(本社部門):35名、グループ連結:1,430名 |
WEBサイト | https://www.abalance.jp/ |
事業概要 | グリーンエネルギー事業、建設機械事業、IT事業の3事業を展開。現在は太陽光事業が主力 |