株式会社フォーバル ITコンサルに注力し、中小向け通信機器販売やネットワーク接続サービスを展開 株式会社フォーバル 代表取締役会長 大久保 秀夫 

Vol.3 事業

インタビュー内容

事業

【大久保】

おそらくフォーバルという会社は、これからも色々な「新しいあたりまえ」にチャレンジすると思うんですよ。

だけど、今の一番大きな問題、日本が抱えている問題というのは少子化なんですね。どんどん高齢化するわけ。そうすると日本はもっと駄目になってしまうんですよね。だって、人口がどんどん減ってマーケットが小さくなるんだから、物が売れなくなる。売れないから安くしか仕入れない。せっかくインフレを作ってもまたデフレになっちゃうわけだよ。じゃどうするかというと、地球は50億、60億、70億と人が増えているわけね。赤ちゃんとか子供というのはお金を使う天才なの知ってる?親の気持ちに関係なく子供というのはお金を使うんだよ。ちょっとすると「三輪車買って」「お母さんあれ買って、お父さんこれ買って、あそこ連れて行って」ということでいかに親からお金を引き出して市場に回すかという天才なわけだ。その子供が多いのがアジアなんだよね。そういう若い子たちの労働力を貸して頂いて、そしてビジネスを展開して得た利益を日本に持ち帰るというそういう外需の内需化ということをしていかないと日本はもう滅びてしまうんだ。そこで我々フォーバルは日本の中小企業をいかにして海外に進出させて、そして向こうで仕事をしやすい環境を作るかという事を全面的にバックアップしようということに乗り出したわけね。それをやっていかないと日本の税収は絶対に増えない。日本がなくなる少子化の問題を補うのもアジアの子たちの力を借りなかったらできない。

【大久保】

だから今本気で僕が教育財団を作って、アジアの子を支援し、結果その若い子たちに対して次は日本の企業で働いてもらって、そして大いに日本の企業に元気になってもらおうというところにフォーバルの次の「新しいあたりまえ」を作らなくてはいけないというミッションがあって、今それに向かっているところだね。

今カンボジアでもセキュリティ関連の大きな事業を始めているんですよ。24時間体制で安心安全を提供する仕組みというものを事業としてフォーバルは行っているわけですね。そのように僕たち自身も当然だけど実業をその国々で一つ一つきちんと作り上げていく、というのをやりますよ。それは雇用をどんどん作らなくてはいけないから。

【大久保】

たまたま僕の知っている方が、カンボジアの子供たちの支援をずっとしていたんですよ。子供たちのね。約50人ぐらいの子供たちの施設を作って指導していたの。これは大変大事であって、カンボジアというのは貧乏ですから、お父さん、お母さんはごみ山に行って鉄くずだとか、お金になるものを拾ってお金にするんだけど、そこから有害物質が出たり、注射針が落ちていたりするので子供を連れて行くと針が刺さってエイズになったりとかたくさんしているわけね。

その方は自分の私財を投げ打ってね、約50人の子供たちを施設で預かって、親がゴミを拾いに行っている時は勉強していなさいというようなものを作ったんだけど、その方ご高齢になってカンボジアになかなか行けなくなっちゃったわけだ。それを聞いたときに僕がお手伝いしましょうという気持ちになってね、ただ一回も行った事がなかったので、カンボジアに一回行ってみようと思って、カンボジアに行って、大使とお会いしたり、色々な方とお会いした中で気付いたのが、この国には根本的に教育制度がなっていないなと。学校ばかり作っても意味がないと。ハードではなく、ソフトが大事なんだと。教え方とか教科書とかね。ということで日本から優秀な先生を連れて行って、そういう指導をしていこうと始めたのがきっかけ。

ところが教えても駄目なんです。卒業しても働く場所がないんだから。今度は今日を誘致ということでフォーバルがそこに進出していって、彼らの働く場を提供するべく日本企業の進出をお手伝いしている。その中で日本自体もこれからどんどん少子化になってくるから、これはちょうどいいということでカンボジアを基軸にしながら、さっき仰ったインドネシアやベトナムやミャンマーへもそれを広げていったわけ。それが今僕らがやっている仕事かな。

何か飴一個あげても、満面の笑みで「ありがとう!」と言うね、僕らが持たなくてはいけない人間の正しい感謝の心、夢、笑顔を持っているんだよ。みんな日本人はどこかへ置いてきてしまったんだね、これ。だからあの笑顔とかあの素直さとかを失わせずにどうやって支援できるかなというのが大きな課題かもしれないね。難しいんだけどね。それに対してチャレンジ中。元気になるよ。行くと。行って元気をもらってくるんです。「よし、また頑張るか!」という気持ちで帰ってくる。

【大久保】

僕らは情報通信コンサルとしてやっているのは、情報って無限でしょ?すなわちお客様が今情報通信、ITを使わずに経営できない。その中で自分にとって唯一正しい情報は何かという事を常にその場その場に応じていわゆる我々が客観的に見て、お客様へ提供できるようなそのようなポジションになりたいと。

ビッグデータと言われるようにどんどんデータが増えてくる中で、あなたにとって一番必要な、この会社に一番必要な物は何かということを見定めてきちんと提供する唯一の答えを探し出すという、そういう存在の会社が必要だと思っているので、そういう当たり前の会社、新しい会社を目指していかなくてはいけないかなということで、今みんなに勉強してもらって資格を取ってもらって、そこに向けて会社がどんどん舵を今切っているのが今のフォーバルの国内の事業。国内の「新しいあたりまえ」、海外の「新しいあたりまえ」と2つのあたりまえを作るべく、国内はうちの社長に、海外は僕自身が担当してね、二人三脚でこのグループをきちんと引っ張っていこうということで今やっている。


経営者プロフィール

氏名 大久保 秀夫
役職 代表取締役会長
生年月日 1954年10月2日
座右の銘 「親孝行」 両親がいなければ、今の自分は存在しないから
愛読書 ビジョナリーカンパニーⅡ

会社概要

社名 株式会社フォーバル
本社所在地 東京都渋谷区神宮前五丁目52番2号  青山オーバルビル14階
設立 1980
業種分類 卸売業
代表者名 大久保 秀夫
従業員数 2,367人
WEBサイト https://www.forval.co.jp/
事業概要 IP統合システム、情報セキュリティ、Web構築などを含む情報通信コンサルティング事業と、総合コンサルティング、海外進出、人材・教育、環境、事業承継などの経営コンサルティング事業
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