株式会社オウケイウェイヴ 日本最大級のQ&Aサイト『ＯＫＷａｖｅ』を運営。企業向けにシステム提供も 株式会社オウケイウェイヴ 元代表取締役会長 兼元 謙任　

価値観

【兼元】

例えば、「９・１１の時に次のテロが起こるとしたら、どんなやり方がある？」というQ＆A、これは当社は削除しました。しかし「自分の息子がニューヨークにいるのだけれど、次にテロに遭わないために、もっとひどいことになるテロって、どんなことが考えられるか教えてくれないか」「こういうことで注意するように」と言ってあげたいというＱ＆Ａがあります。この質問には同じ答えがきます。ですから当社はその質問も消したのです。そこの倫理観はどういう理由でというのを決めないといけないので、そこをちゃんと話し合う場所を持っています。内部で倫理委員会を作っていますので、そこはきちんとやるしかありません。これこれこういう理由でというのが、ユーザー様とも違うことがあります。例えば「言論の自由はどこまで保証されるのだ」とかありますが、しかし、社会的にそういうことをほう助することは、当社はやってはいけないと思っていまして、あくまでも社会をよくするためであって、困ったことを解決するためのものなのです。それは、言論の自由とはまた別のもので、比較できない、比較すること自体がおかしいということ、比較するのはナンセンスなので、当社はこういう基準のもとにこれを削除しますと、堂々と胸を張っているのですが、いろいろ言われます。

【兼元】

一番は風通しが良いということで言うと、障子や襖を想像してください。向こうに誰かいるのは分かるのだけれども、空気は通っているみたいなイメージです。ではそれを今何でやれるか、しかもコストを抑えて、みんなが協力して組み立てられるような形といったものを、無い知恵をしぼって、ペットボトルでみんなで作って、ペットボトルでつくったもので、みんなでパーティションにしたら、なんとなく顔がぼやっと見えるのだけれども、仕切りになっていて、なおかつその廃材を利用するということで、リサイクルにもなり、安い形でそういうことが実現できたら、皆で作ることでオリエンテーションにもなります。そういうことで作ったんです。当時入れたときは、イスが数千円のイスでした。使い古してネジが出ていたりしており、それはコストということと働く環境という意味では背反していました。それでパーティションの部分が浮いたので、その分でイスと液晶テレビに換えて、目をちらつかないというのを買って、ただ単にコスト削減をするだけではなくて、浮いたお金でみんなで勝ち取っていこうぜと、メッセージを含めてやりました。