株式会社オウケイウェイヴ 日本最大級のQ&Aサイト『ＯＫＷａｖｅ』を運営。企業向けにシステム提供も 株式会社オウケイウェイヴ 元代表取締役会長 兼元 謙任　

事業

【兼元】

OKWave.jpというQ＆Aに特化したサイトを運営しておりまして、質問をホームページを通して投げると、そこに登録いただいている方にメールで質問がいって、返答できそうな方がいると、そのメールを見てホームページにやってきて答えてくれる、そういうサイトをやっています。そのデータベースを企業様に貸出するというビジネスが一つ、そのシステムを企業様に貸出しするというビジネスがあともう一つ、この２つのビジネスのポータル事業とソリューション事業をやらしていただいております。

【兼元】

アメリカのマイクロソフトから出資いただいていたんですけれども、そこら辺のビジネスを認めていただいて、やはりマイクロソフトもソフトウェアの会社ですので、そういういろいろなものは作られているわけです。ですが今みたいなモデルや、我々には強みが３つあります。１つはQ＆Aのデータベースです。９年間だれもやらなかったのでそれが貯まってきました。それとそのQ＆Aが良くなるための管理、これがコンテンツバリューマネジメントと言いますけれども、チェックをしたり機械的に良い悪いを判断したりということを、常にやってきたというノウハウベースです。それから現在２５０社くらいありますが、パートナー企業です。そのQ＆Aのデータベースを貸し出す、システムを貸し出すという人たちは間口としてQ＆Aをすることを、それぞれの会社でやっていただいているわけです。みんながQ＆Aをやりたいといったときに、どんどん増えます。これが非常に多くなる源泉としてQ＆Aのネットワークが有効だという、この３つのポイントでマイクロソフトは、当社を買ってくださったという話です。

【兼元】

当社が目指すのは国連なのです。国連と言いますか、要はQ＆Aでみんながこの世界を、どうしていったらいいかということを、教え合うものです。戦争を起こしたことは、本当にナンセンスでした。でも、私たちがそれをちゃんとQ＆Aでつなぐと、必ずNOという答えが出るはずなんです。そういうことをきちんと創るためには、国連の民間団体みたいに位置づけないといけない、そうするとやはり組織としての、運営体制は必要です。ですからベンチャーだから公開領域に耐えるようなものは、なくていいというのではなくて、当社はそういうことをやらなくてはいけなくて、公開に耐えうるような組織体系というのを作らなければ、そのようなものは受け入れられる訳がないと思います。ですから当時もそれほど人数はいなかったですし、今でもまだまだ小さいですけれども、受け入れられるために公開をしようというのはかなりありました。