株式会社ぐるなび 5千万人以上のユーザー数を誇る、国内最大級の飲食店情報サイト『ぐるなび』を運営 株式会社ぐるなび 元代表取締役社長 久保 征一郎　

キャリア

【久保】

当社には提案制度がありまして、具体的には年に３回実施しています。懸賞企画として行っているのですが、年末年始、ゴールデンウィーク、夏季休暇というようなこういう長い休みのある時期にテーマを３つ４つ出して、これはけっして強制ではないのですが、提案を出したい人はどういう立場の人でも、どういう雇用形態の人でも全員参加できます。

審査をして良い提案は表彰をして、事業として実施できる可能性のあるものは、できるだけそれを実施すると、その時に提案した人も一緒にプロジェクトに入って検証して事業化して実際のプロジェクトに落とし込んでいきます。

会社に関係する人は誰でもチャンスがある、自発的に参加する形が凄く重要だと思っています。そのような文化を持つ会社ですので、他にはあまりないかなと思っています。またそういうことをきちんとしている会社でもあります。

【久保】

仕事を超えて主体的に動いていく個人になってもらいたいなと思っています。ぐるなびの事業領域は食ということですけれども、食の領域は非常に広くて、事業のコンセプトの一つとして、飲食店のサポーターというテーマを掲げています。また一方ではネットユーザーに対して食のトータルサイトというコンセプトを掲げており、人材をどうやって教育するか、物件の情報を充実させるといった、さまざまなニーズを抱えています。

ITというツールを切り口にしてそういった事を展開していこうと思っているのですが、現在のぐるなびはそこまで手が回っていません。そうすると、そういうものに取り組んでいくためには、それぞれの社員が知識や経験を積んでいかないと、そのようなサービスはできません。そのためにも、主体的に動ける個人になって欲しいと思っています。

主体的にやっていける気持ちの持ち主であれば、知識や経験は比較的短時間で習得できると思います。ですから主体的に動ける人たちに新しい事業をどんどん任せていけるようになります。

そういう形で会社も成長していきたいと思っています。だから会社の人事ポリシーには、会社と社員の成長競争だと、社員に成長してもらいたい、そのためには主体的に動くかどうかが重要です。

どのセクションであっても同じで、やはり主体的に動いていく、そのことが個人の力を伸ばしていくし、会社も成長できると思っています。