テックファーム株式会社 アプリやWEBシステムを企画から開発、プロモーションまでワンストップで提供 テックファーム株式会社 取締役会長 筒井 雄一朗　

歴史

【筒井】

キャノンそのものには全く不満はなく、いい会社だったのですけれども、そうではないベンチャーの世界に入ろうと思って、転職しました。ハイパーネットという無料のインターネットサービスを世界で初めて立ち上げた会社だったのですけれども、電話系のサービスが中心で、電話からインターネットのサービスに転換していこうとしていて。

ところが結果的には倒産となり、色々と要因はあるのですが、倒産を経て現在のハイパーネットの技術メンバーを中心にして立ち上げたのが当社になります。

当社を立ち上げた時は実際開発会社やシステムインテグレーションの事業というのも、やる側に立ったのははじめてだったので、どうやって営業したらいいのか、あるいはどういうふうなビジネスモデルで、成り立っているのかということが、まったくわからない状態で始めたので、非常に不安はありました。

結果的には私の色々な知人などを通じて、仕事を頂ける環境になったので良かったのですが、本当に最初は不安だらけでしたね。

【筒井】

創業期はお金のない状態で、この業界は大きな仕事をやっていかない限りは、会社が成長できないのですね、ではそうするにはどうすればいいのかをいろいろ考えて、キャッシュであったり、財務体質だったりというのは、あったのですが、当社はシステムを作って終わりではなくて、保守・運用とか長くお付き合いできるような、そういうビジネスモデルにしていかなくてはいけない。なので、６名でスタートしたのですが。

その頃から開発だけでなく、後工程までトータルでサービスをするということにこだわってやってきた。なので、もちろん最初からいきなり大きくなるということにはならなくて、積み重ねを築きあげながら、会社そのものの経営も安定化してきましたし、顧客ベースも広がってきたと、それが当社がここまで成長できた、いちばん大きなポイントかなと考えています。