Vol.3 事業
事業
【東】
当社の場合、特許、医薬、工業、金融、これら産業技術翻訳という業態なんですけれども、それぞれ特化した専門分野の複合体と考えていただければいいんですけれども。例えば製薬会社さんであったとしても、お薬の関係の翻訳だけではなくて、例えば契約関係、IRの関係とか、さまざまな文書が発注されるわけですけれども。なかなか幅広く対応できないというところがあるのですが、当社の場合は専門分野を4つ持った総合翻訳サービス業ということで、お考えいただければ結構かと思います。
【東】
この四つの主力分野といったものを、さらに強化していきたいと思っております。その強化策といたしましては、今現在、日本語から英語、英語から日本語の翻訳が売り上げの約85%を占めているのですが、昨今、英語以外、例えば中国語とかヨーロッパ諸言語、そういった需要も高まってきておりますので、英語以外の他言語を展開していきたい。例えばその国にある官公庁の申請とか、そういったものになりますと、現地語で翻訳する必要があります。工場の中での作業をする方々で指示書、マニュアルなんですが、そういったものも現地語で翻訳する必要がございますので、そういった意味で英語以外の言語の需要といったものを。
【東】
当社は今現在、自動車関係も工業分野でメインとしてやっておりますけれども。自動車関係を中心にヨーロッパ、中国とか、そういった英語以外の需要というのが拡大していっております。これ以外の分野についてもそのほかに高い需要がある分野があれば、積極的に進出していきたいと思っております。現在、その一つといたしまして、そのコンテンツ、メディアコンテンツと呼んでるんですけれども日本初の漫画、コミック、ゲーム、そういったものの翻訳にも取り組んでおります。
【東】
今回そのメディアコンテンツということで、アメリカのほうに会社を一つ立ち上げました。今後もいろいろな需要というのはあると思います。市場規模や収益性というのも考慮していかなければならないのは、当然ですけれども、そういう需要があれば、積極的にそういったところも営業地域の拡大といったところも考えていきたいと思っています。
経営者プロフィール
氏名 | 東 郁男 |
---|---|
役職 | 元取締役会長 |
生年月日 | 1961年7月15日 |
会社概要
社名 | 株式会社翻訳センター |
---|---|
本社所在地 | 大阪府大阪市中央区久太郎町4-1-3 大阪御堂筋ビル 13階 |
設立 | 1986 |
業種分類 | サービス業 |
代表者名 |
東 郁男
|
従業員数 | 562名(2024年3月31日現在) |
WEBサイト | https://www.honyakuctr.com/ |
事業概要 | 医薬、特許、工業・ローカライゼーション、金融・法務の4分野を中心とした翻訳事業、請負での通訳手配・機材設営等を担う通訳事業、語学に特化した人材サービス事業、通訳者・翻訳者養成学校を運営する語学教育事業、その他に特許明細書の作成から出願、特許権管理までをサポートする外国出願支援事業を展開 |