シンワアートオークション株式会社 高額品市場シェア５割超でシェアトップ。高額美術品の公開オークションの最大手企業 シンワアートオークション株式会社 代表取締役会長 倉田 陽一郎　

事業

【倉田】

オークション会社というのは作品がなければ売れないので、作品募集というのが第一義的にすごく重要な要素で、そのためには、やはりある意味でそれが高く売れるという、それもフェアで透明に、みなさんの信頼性のあるところで売れるという、そういう場所を作らないといけないのですけれども、やはり１点１点をきちんと売っていくことが、一番重要であって、それはもともと持ってらっしゃった方から、新しいオーナーの方に引き継ぎをするという、その間に立つ人間ですから、とにかく１個１個をどれだけ大切にできるかということですね。

高級品であればおそらく何でも、オークションアイテムにはなっていくと思うのですけれども、結果的にその後宝石もはじめたのですが、なかなか自分の思うようにいかなかったりして、ただ単にオークションという場で華やかにやっているという裏には案外、結構大変なものがあるなというのは、感じています。

非常にイベント性が高いのだけれど、その裏では非常に営業が中心となって、コレクターの人たちとのコンタクトをきちんととっていかないといけないとか、本当に総合的でバランスのとれた活動が結果に結び付くという意味では、相当手間のかかる仕事です。

【倉田】

ヨーロッパの企業でフランスなどは夏休みは誰もいないわけです。働いている人なんて誰もいない、みんな１ヵ月以上休暇をとっているんです。それでも世界に君臨する企業はいるわけで、仕事の集中度など、いろいろな意味で違いがあって、それをいかすことは重要だろうと思うので、当社がグローバル企業を目指すのであれば、やはりメリハリのある会社でありたいです。

そういう意味では休みも活かせます。特に土日でオークションをすることがあるので。続けて休みを多くとりたいといって、夏休みをこの前、連続で１６日間とって、当社は留守番電話になってしまうのです。とにかく自分の人生磨きましょうということなのです。

はたしてみなさんが、どこまで自分の人生を磨いてこれたかというのは、それはもう、個人の責任なのです。自分で自分の奴隷にするのも、自分が自由な人間としていろいろな意味で、素晴らしい人生送るのも、結局自分の責任なのです。そういう中で当社で働く人たちは、出来れば、より自由を目指す、すごくいい体験をする、素晴らしい人生を送る人たちであってほしいと思っています。