株式会社リンクアンドモチベーション 世界初の「モチベーション」に焦点を当てた経営コンサルティング会社 株式会社リンクアンドモチベーション 代表取締役会長 小笹 芳央　 (2012年9月取材)

価値観

【小笹】

事業というのは必ず誰かに何かを伝える行為である、社会とのコミュニケーション活動であると思っています。私たちが社会に訴えているメインのメッセージが、「ひとりひとりの本気がこの世界を熱くする」これからもこのフレーズは大事にして行こうということで、当社ではコーポレートキャッチという呼び方をしていますが、そのフレーズを大切にしています。

【小笹】

創業から約１０年ずっと企業向けのサービスをしてきたわけです。企業に対して、何をメッセージとして伝えてきたかというと、モチベーションカンパニーこそ、これからの時代を制するのだ、ということを言い続けてきました。良い方を変えれば、御社もモチベーションカンパニーを目指しましょう、ということです。

モチベーションカンパニーは何かというと、社員のモチベーションを成長エンジンとする経営スタイルのことです。社員の「もっと顧客に貢献したい」とか「もっと自分が成長したい」「もっと会社をよくしたい」といった、あと半歩一歩のモチベーションや人へのホスピタリティ、あるいは発想力、クリエイティビティ、そういった社員のやる気、モチベーションを引き出すような体質作り、企業向けにはモチベーションカンパニーこそ、時代を制するのだということをメッセージにしています。

【小笹】

一方で個人に対して、これは創業から１０年を節目にかなり力を入れ始めたＢｔｏＣ領域です。個人もこれからの時代はアイカンパニーになりましょうと、それをメインメッセージに事業を通して啓蒙しています。アイカンパニーというのは、自分株式会社ということで、田中さんという方がいれば、田中株式会社の代表取締役であり、小林さんという方がいれば、あなたは小林カンパニーの経営者なのですよという事です。

自分を１つの会社に見立てて、これからは主体的に自立的に自らの人生を切り拓く、あるいはキャリアをデザインして切り拓いていく、そういう個人としての自立が求められるので、アイカンパニーをつくりましょう、そしてアイカンパニーを人気企業にしていきましょう、あるいは優良企業、エクセレントカンパニーにしていきましょう、そのために必要なコンテンツ、ノウハウ、プログラムは、当社のグループで提供しますということで、今、ＢｔｏＣの部門も強化を急いでいるところです。

【小笹】

あとは日常でいうと、社内のコミュニケーションというものが、縦横斜めにさらさらと、人間の体の血液のように流れていることが、企業の活力、個人のモチベーション、あるいは業績の上でも、どの方面からでも大事ですから、どんな情報でも瞬時に共有していますし、共有スピードも速いです。