株式会社まんだらけ マンガ専門古書店の最大手企業。経常利益率10%超の高収益企業 株式会社まんだらけ 代表取締役会長 古川 益蔵  (2012年9月取材)

Vol.3 事業

インタビュー内容

事業

【古川】

まんだらけという会社は基本的に中古商品を扱っている。おもちゃ、CD、DVD、ゲーム、コミック、アニメーション関連のグッズ、カード、ドール、同人誌など、この中野ブロードウェイだけで20店舗以上ある。全部カテゴリーに分かれている。今扱っているカテゴリーは20以上ある。10年前の商品も扱う。20年前も扱う。例えば100年前、200年前の北斎漫画というものがある。浮世絵でもアンティークなのか、骨董なのか、コレクションアイテムかはっきりしないところまで、僕らは踏み込んでしまっている。ポテンシャルも全部含めると、市場としてものすごく大きな潜在需要がある。需要があり、供給もある。ただ中古産業は難しい。巨大企業になるには、1つのポイントがある。専門家して、しかも大きくするのがポイント。口で言ってしまうと簡単だが非常に難しい。神田の古本屋は古くからある。大きなところもありビルも建てるが、それ以上大きくなれない。なぜかというと、従業員の問題がある。ある程度覚えてしまうと、のれん分けせざるを得ない。自分で買い取りとか売りなども出来てしまう。当社が使っている商品は、コレクションアイテム、マニアックなコレクションアイテムの中古品を扱っている。非常に特殊なもの。他が太刀打ちできないくらいの大きさと専門性を持っているのが特徴。いくらでも大きくできる。

【古川】

都内1つだけ大きな店舗、まだ決定していないが、床述べ面積で3500坪程度の店舗を建てる予定がある。これが僕の社長時代の最後の店舗になる。僕が作りたい店舗のモデルケース、あとは僕の教えを、従業員がどれだけ展開していくか、これだけでは年商100億円程度、3年後には年商150億円にしたい。すでにネットオークションはやっているが、ネットオークション、ネット通販をかなり拡大していく。今でもやれば店舗もネットも売れるが、設備もないし、人もいない、今、海外通販も英語とフランス語、インドネシア語と中国語、韓国語しかない、あとスペイン語しかない。ドイツ語やアラブ関係、ポルトガル語、ロシアとアフリカ関係、オファーがかなりある。これらを増やしてネット通販だけで、年商70億円から80億円はいきたい。通販設備もオートメーション化をしなくてはいけない。3000坪くらいの大きな通販設備の施設を3年以内に作りたい。これは今進めている。店舗と通販の拡大は必須、設備と人をどこまで教育できるか、それが3年後の目標。それができた時点で、東証1部上場を果たす。


経営者プロフィール

氏名 古川 益蔵
役職 代表取締役会長
生年月日 1950年10月21日

会社概要

社名 株式会社まんだらけ
本社所在地 東京都中野区中野5-52-15
設立 1987
業種分類 小売業
代表者名 古川 益蔵
従業員数 395 名
WEBサイト http://www.mandarake.co.jp/company/
事業概要 マンガ専門古書店の最大手。アニメ原画・玩具販売も。独自の値付け・鑑定で市場影響力大
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