Vol.2 価値観
価値観
【武藤】
必ず2年目以降は黒字にするというのが私の哲学なので、初年度、相当経費を絞ってまして、それも古い社員さんからよく言われるんですけども、例えば輪ゴム1個買わないんですね。輪ゴムを、お弁当食べたよね、あれに輪ゴムついてるからそれを集めといてと。それからティッシュも買わなくてですね、駅を2、3周回ってこれば、消費者金融さんのティッシュを配ってるのでそれを持ってきてくれと。
【武藤】
会社は社会の公器である以上、社会貢献しなければいけない。一番の貢献は何か寄付をしたり特別なことをする以上に、やはり黒字を出して納税することだということがポリシーなので、黒字にしなきゃいけない。赤字は企業にとって犯罪なんだというぐらい自分を追い詰めてやっています。
【武藤】
現実の方としてライバル視をしている方は特にはいませんね。そんな高尚なものではなくて、皆さん私のような非力な者と違うので、能力が高いので、その方の真似をしても無理だろうなと。自分は自分なりのビジネスモデルでやっていこうと。もちろんライバルがいるということは素晴らしいことだと思うし、社内でもライバルを是非作ってほしいと社員さんにも伝えてるんですけれども。ただあまりにもライバルを意識するが故に、当り前のことじゃないことをしてはいけないんじゃないかと。
【武藤】
社内のポリシー、我々クレドという、全社員にこういうものを配ってるんですけれども、この中にも一番大事な仕事に対する取り組みの心得として、当り前のことを当たり前のようにやり続けると。ビジネスの世界でそれなりに一生懸命やってきましたが、25年働いてきてスーパーマンのように空を飛んで営業に行った人間を一人も見たことがないし。それから60かかる事務処理に5分で終わった人を見たことがないので、世の中にそんなスーパーマンはいないんだなと。どんなに優秀な人でもそれなりに時間がかかるし、それなりの苦労があるんで。
【武藤】
当り前のことを当たり前のようにやり続けることができると。これがやっぱり唯一の仕事の成功への道なんじゃないか。ということで、あまり特別意識せずに、他人を、やってこようと。もちろんライバルの研究はするし、客観的に比較検討することはありますけれども、それが必ずしも商品構成に影響したりしない。基本はオーナーが喜んでうちの商品を使ってくれる。それをサービスを提供することによって、うちが収益を上げることができるんだと。これに限られてるんじゃないかと。
【武藤】
当社のこの三つのマークにあるんですけれども、うちだけ儲かりたい、儲かりますと言っても、誰も応援してくれないし、誰も長くうちのサービスを使ってくれないと思うんですね。まず三つの輪が描かれてるんですけれども、当社が儲かるイコールうちのシステムに加入いただいてるパートナーの建設会社、不動産会社、カード会社さん、これが収益が上がると。イコール実際の賃貸運営をされてるオーナーさんが儲かるんだと。この三つが成り立って初めて商売は完結するんだという考え方です。これがうちの一番根底にある考え方ですので、社章のマークに入れてます。
【武藤】
我々は不動産業じゃないんだと。宅建業者ではありますが、我々はとにかくサービス業なんだと。オーナーさまの資産である賃貸住宅をお預かりして、できるだけ収益を上げていくと。金融何だ、サービスなんだという考え方です。先人達がお作りになられた不動産業とは違う賃貸管理業をさらに昇華させて、このアパート、マンション経営を通じて、これに関わる全ての人たち、オーナーさま、入居者、そして我々業者が、財産的な幸せと、安心、安全、安定を提供し続けるということに非常にこだわってました。
【武藤】
前年対比を下回らないということを、経営上の数値目標としては非常に大事にしてます。もう創業当時から変わっていません。変わってないことは創業当時から全然変わってないですけど、代わってるとしたら、会社のスケール感の違いによる違いですね。文章として書かれてるかどうかは別として理念としては変わってないと思います。
経営者プロフィール
氏名 | 武藤 英明 |
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役職 | 代表取締役 社長執行役員 |
生年月日 | 1964年4月19日 |
会社概要
社名 | 日本管理センター株式会社 |
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本社所在地 | 東京都千代田区丸の内3-4-2 新日石ビルヂング6F |
設立 | 2002 |
業種分類 | 不動産業 |
代表者名 |
武藤 英明
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従業員数 | 456名 |
WEBサイト | https://www.jpmc.jp/ |
事業概要 | 賃貸住宅経営代行事業及び賃貸住宅一括借上事業(サブリース)、賃貸住宅管理事業及びその周辺事業、高齢者向け賃貸住宅事業 |