日本管理センター株式会社 地方を中心に全国展開するプロパティマネジメント事業者 日本管理センター株式会社 代表取締役 社長執行役員 武藤 英明　 (2012年9月取材)

プライベート

【武藤】

温泉、スパ、それからグルメに関して、玄人裸足と言われてまして、私どものメルマガで私のグルメ日誌「ムシュラン」というのがあるんですけど、これが一番人気でして。うちのパートナー企業さんやうちのステークホルダーの皆さんも、ほかのところは読まないんだけど、ここだけみんな読んでるという、すごい人気のコーナーです。リーズナブルで美味しいというものを増やして。出張も多いので、ぜひ出張に行かれて食べるものに困ったら是非ご連絡いただければ、ベストなレストランをアテンドします。

【武藤】

歴史の本も読みますよ。歴史の本が大好きで、例えば移動中も半分は仕事、半分は全く関係ない歴史の本を読むというふうに決め手ました。日本史ですね。それはもう天平時代から幕末、近代史まで。池波正太郎の本は全部読んだんですけれども。司馬遼太郎もたしか中学、高校にかけて全部読んだはずなんですが、もう一回今読み返しをしてるんですけれども。幕末の歴史に関する本が改めて見ると面白いなと。明治維新といいますけれどもあれはやはり革命だったんじゃないかと思います。非常に面白い時代だった。いわゆる上流階級に属してた人たちで活躍をされた方というのはほとんどいらっしゃらない。下層階級もしくは養子に来られた方、西郷隆盛や大久保利通もそうですし、下層階級。唯一は高杉晋作ぐらいですかね、本当の意味で上層階級に生まれて活躍された方。それでも身分制度の破壊だったので、革命と言ってもおかしくないのに、明治維新というのはまさに日本人的な妥協の造語なんだと。それも面白いなと思っています。

【武藤】

一番尊敬してるのはジョン・F・ケネディが来日された時に尊敬する日本人としてあげられた上杉鷹山公。米沢藩の9代目の藩主、まさに首切りという意味でのリストラじゃなくて、本当の意味で組織を立て直された。リストラクチャリングをされた方。さらには最終的に自分が築き上げた、あるいは再建した藩を、結局自分の血をひいた息子じゃなくて、先代の藩主の息子に継がせる。なかなかできそうでできない。人間的にも家庭人としても、もちろん経営者としても、トップとしても、読めば読むほど素晴らしい方だったと思う。なれませんけど、そういう人物に少しでも近づけるように人間を磨いていきたいなと思っています。

【武藤】

宣伝で恐縮なんですけども、アパート、マンション経営や我々がやってきたノウハウについて、1冊の本にまとめた。我々の思いも込めてですね。賃貸はヒエラルキーの底辺じゃないんだ。賃貸住宅は社会のインフラなんだ。日本にとってなくてはならない。賃貸住宅をもっと高めて行きたい。日本の賃貸をみんな管理する会社。そういう意味も込めて社名を「日本管理センター」と。我々の目標は生意気ですけど、三井不動産とか、三菱地所とか、大きい不動産屋を目指すんじゃない。インフラ企業を目指していきたいと思っています。