Vol.3 事業
事業
【木山】
私どもは、ファッショングッズのリテール会社、これの世界のトップレベルの企業になりたいと思っております。先進国以外でもファッションがこれからどんどん盛んになっていくという中で、ファッショングッズというのはどうしても欠かせないアイテムなわけです。ファッショングッズに特化した企業というのは、我々の業態では世界中を探してもありません。
おそらくいろいろな国でこれからショッピングセンターというものが、どんどんできてくると思います。そういう意味では、できるショッピングセンターの数だけチャンスがあると思っています。今、各国に競合がほとんどいません。それならば我々がやるしかないでしょうと。
これから海外を攻めていくとなると、それだけではなく、我々のショップブランド自体も認知度を上げたい。で、それをやることで、日本のマーケットでも同じブランドを買うのであれば、よそではなくて「サックスバー」にしようと、つまり我々のショップブランドのオリジナルであるとかそういった、需要も増えてくると思います。
そのようなこともあって、我々のショップブランドをブランド化していこうという風に考えています。これは、前社長の時代はあまりできていなかったことなので、私の代になって積極的にやっていこうと考えています。
【木山】
今、我々は特に中型から小型のショッピングセンターへの出店というのに力を入れていこうと思っています。それを考えると1000店くらいはいけるのかなと思っています。昨今は、そういう街づくり法という法律の関係で、大型モールができにくい環境があるので、各デベロッパーの方たちは、大型モールに投資していた分を中・小型のリニューアルなどに使うようになっています。
そういう店に我々は入れさせて頂いて、しかも大きい面積を頂いて、大型モールに比べてお客様の数が少ないですから、幅広いお客様に来ていただけるような大きさを作って、売上はそれほど高くいかなくても、利益が上がるような仕組みができてきたので、これに力を入れて、これからやっていこうと思っています。
プロダクトブランド、我々のブランド商品を自ら作っていくという事を、第二の柱としてやっていこうと考えています。先日、東京スカイツリーの方に「キソラ」というブランドを作りまして、これは100%メイドインジャパンのレザーバッグのブランドなのです。これを立ち上げた理由というのは、最近若い方を中心に、レザーのバッグの価値観をご存じでない方が多いので、メイドインジャパンのレザーのバッグを手の届きやすいお値段で作って販売できないかと考えました。
このバッグがものすごく好評でして、我々が買ってほしいなと思っていた若い女性の方が持って頂いて「これかわいい」と言って頂いて「値段も安いじゃない」と買って頂いています。この商品は全部オリジナルなのですけれども、我々のお取引先のブランドにも協力していただいています。コラボ商品になっています。
そういう意味で業界が一緒になってメイドインジャパンのレザーを盛り上げようよというブランドです。こんなことを仕掛けてやっていて、それ以外にも、これからのマーケットにあったブランドを、例えば、高齢化社会でシニアの方が増えていきますので、シニアの方が便利だと思って使っていただけるようなブランドを作ったり、業界の皆様の力をお借りしながら、いろいろな新しい仕掛けを打っていきたいなと思っています。
経営者プロフィール
氏名 | 木山 剛史 |
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役職 | 代表取締役 |
生年月日 | 1966年7月30日 |
会社概要
社名 | 株式会社東京デリカ |
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本社所在地 | 東京都東京都葛飾区新小岩1丁目48番地14号 第3デリカビル 9階 |
設立 | 1974 |
業種分類 | 小売業 |
代表者名 |
木山 剛史
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従業員数 | 437 名 |
WEBサイト | https://tokyo-derica.net/ |
事業概要 | バッグや財布、雑貨の小売専門店。女性客多く店舗ブランド複数。SC、専門店ビル内立地が主 |