株式会社ポジティブドリームパーソンズ ホテルやレストラン、ウェディング施設の企画運営・コンサルティングを営む成長企業 株式会社ポジティブドリームパーソンズ ファウンダー 杉元 崇将  (2013年3月取材)

Vol.4 キャリア

インタビュー内容

キャリア

【杉元】

右脳的でホスピタリティ溢れるメンバーを採用していったり、そういうようなことを社内でも価値感を合わせたり、期待もしています。ただその延長線上では変わらないと思っています。この業界に足りていないのは、もっと私たちが強化したいと思っているのは、ロジックでしっかりまとめていく力、傾向を読み取る力といったものを、採用面でも重視しています。

また、社内の研修トレーニングでは、右脳的な感覚的なところを担保していくような育成研修が一部ありながら、一方で論理的な思考や傾向を読み取る力、この資料から何が読み取れるかということをキャッチアップできる能力を重視しています。

【杉元】

日ごろ、いつも頻繁に会うことはないかもしれませんが、企業の文化の一つとして「いいとも」という会と「飲む会」という2つのノミニケーションの場をコミュニケーションとしてとっています。弊社の場合の評価制度では、3ヶ月に1回、評価するという、そのスピード感でやっています。そのスピード感の中で一人ひとりの評価がどのような変遷になっているのか、全部データを見ているのですが、やはり直接会ってみないと、その人の評価やその人の成長具合といったものは実感としてわからない。

「いいとも」ってタモリさんのあの番組と一緒です。僕がタモリさんで、ゲストがいて、次のゲストには自分で電話して、という仕組みなのですが、メンバーが次に杉元さんたちと食事する場面を作った方がその人が伸びるなとか、今この人が行き詰っているから、この人たちをキャストしてあげると、その人のモチベーションが上がるな、という人たちを自分たちが紹介する。このようなコミュニケーションを密にとることで、メンバーの成長具合を私自身がしっかり会得する。会社か考えている方向性とかをしっかりダイレクトに伝える。この場面をコミュニケーションコストをかけながらやっているので、メンバーと日ごろの中では会う機会が少ないかもしれないが、450人中の半分くらいは年に1度くらいノミニケーションをするようにしています。

【杉元】

まず評価という部分においては、3ヶ月に1回のスピード感で評価しています。評価の大きな軸として、パフォーマンス評価、つまり、業績評価の部分と、もうひとつはロールプレイ評価という、企業理念の体現がどのくらいできたかということの、2つを評価する仕組みになっています。

メンバーのレイヤーやスキルが低い、入社したてのメンバーというのは、パフォーマンスの評価よりもロールプレイ評価という企業理念の実現や体現がどれだけできたか、というこうとを数多く評価する。

逆にメンバーのレイヤーが高くて、責任が多くなっていくと、ロールプレイ評価の企業理念の体現はできて当たり前なので、業績評価に比重を置いた評価になります。

もう一つは、育成の研修を弊社の中ではかなり重視していて、「PDPカレッジ」という社内大学を社内の中でまわしています。それは、入社5年目くらいまでのメンバーの人たちが学ぶべき、例えばリーダーシップやコーチングのスキルとか、チームワークのとり方、チームビルディングのとり方などを会得していくような研修をおこなっています。

もう一つ上に「PDPマネージメントカレッジ」という社内カレッジがあって、これはミドルマネージメントに入ってきた方たちが、1年間くらいかけてやるべき社内トレーニングで、ここを卒業したメンバーには、外部の大学院などと提携している「PDP大学院」といういわゆるMBAがあります。

「PDP大学院」でMBAなどを取得することでより経営のスキルを高めていったり、ポジティブドリームパーソンズの社内メンバーだけでなく、異業種の方々と他流試合になりますので、ポジティブドリームパーソンズという会社規模や事業の領域ではなかなか会えない、例えばトヨタさんやグーグルの社員の方々と、他流試合をしながら一緒に学ぶという機会を設けています。

【杉元】

目標はもちろんあります。それには業績的な数字における評価や、目標設定は必ず置いています。定量評価をしっかり数字に置き換えてやっていかないと、なかなか人は成長しない部分があるので、パフォーマンス評価という数字の部分は、しっかり数字の目標を置いています。もう一つ先ほども申し上げたロールプレイ評価というのは、どちらかというと定性的な目標で、どうやってこの理念を体現したか、どうやってメンバーに対して支援をしたか、といった数字では測りにくい所を、しっかり拾ってあげること、それを評価に組み込んであげて、理念の体現を具体的に期待したり、理念の体現ができたものは、それが報酬につながる、連携させるという、評価制度になっています。


経営者プロフィール

氏名 杉元 崇将
役職 ファウンダー
生年月日 1967年2月13日
出身地 福岡県
出身校 福岡県立福岡大学
座右の銘 「常に前向きに夢を持つこと」 自らのスタイルであり、周りを巻き込む為にも必要なセンスと感じます
愛読書 ビジョナリー・カンパニー

会社概要

社名 株式会社ポジティブドリームパーソンズ
本社所在地 東京都渋谷区恵比寿南1-15-1 A-PLACE 恵比寿南ビル3F
設立 1997
業種分類 農業・林業・漁業
代表者名 杉元 崇将
従業員数 915名
WEBサイト http://www.positive.co.jp
事業概要 ホテル施設の企画 ・ 運営事業、レストラン施設の企画 ・ 運営事業、ウェディング施設の企画 ・ 運営事業、宴会施設の企画 ・ 運営事業、フラワー施設の企画 ・ 運営事業、コンサルティング事業
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