株式会社オールアバウト ~情報で社会システムに変革を。『All About』成功の裏側~

Vol.6 「個人を豊かに、社会を元気に。」

株式会社オールアバウト 代表取締役社長 江幡 哲也 (2017年7月取材)

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―「個人を豊かに、社会を元気に。」―

【江幡】

共通要件としては、やはりインターネットでビジネスをしていますから、基本的にインターネットが好きなことが一つ。もう一つは、構造的に物事を捉えることやロジカルであることが、ITの世界ではどうしても必要になりますから、そういう資質とその分野に関する情熱を併せ持っている方がよいと思います。

また、これから注力しようとしている分野をいくつか発表していますが、例えば私直轄で一番力を入れていくのがヘルスケアです。これは特別な領域ですから、これまで医療などに携わっていらして、なんとか次の日本のヘルスケアや医療の体制を作りたいとか考えていらっしゃる方は、増えるかもしれません。

『オールアバウト』のメディアでも、お金まわりだけでなく、医療・健康情報のような人生の基盤を作る分野を非常に重要視しています。お金に困らない、健康に困らない、キャリア、職に困らない。こういったところは『オールアバウト』は非常に注力しています。

インターネット上の利用者数では1番手2番手にある健康・医療の分野だけを『オールアバウト』からポコッと取り出します。ここではドクターのネットワークをすでに作っていますし、この中でどういうヘルスケアの分野に可能性があるかというのはずっとトライをしています。国の状態がいよいよ切羽詰まっていく中、ヘルスケアや医療をICTを使って何とかするという発表を、国もここ数年明確にし出しています。諸外国で言うとAIやディープラーニングがはやっていますが、医療の分野が一番進んでいるのです。これまでの治療の症例を全部人間が把握するのは難しいですからね。そういう部分で言うと、非常に大きな可能性がある、世の中に役立つ領域ですし、ビジネスとしても大きなポテンシャルと思っています。我々は専門家とともに対峙する会社ですから、当然そういう知識知見が生きる分野でもあるので、国の行政ともかかわりますので長い時間をかけてトライしています。

サイトにも出ている我々のビジョンワードは、“個人を豊かに、社会を元気に”です。これはお題目でもなんでもなくて本気で考えて、本気でやっています。なぜかと言うと、戦後にこれだけ成長し豊かになりましたが、そのとき社会を成長させた社会システムは、僕の中で言えば97~98年に崩壊しているのです。いろいろなデータを見るとその後社会システムが機能していないというデータがいっぱい出てきて、失われた20年と一般的にいわれています。そこをなんとかしないとこの先がない、と(言われて)もう20年経っているのですけれど。戦後の社会システムは企業や国が中心の社会システムだったんですが、それはもう駄目なんですね。会社が悪いとか、政治が悪いと言っても意味がない。意味がないというより、それでは変わらないのです。

何をしたらいいかという根本で、私が20代からビジネスをやっていて行き着いた答えは、個人が主体になるような、社会システムに日本は変えていかないといけないということ。今一番のこの国の問題は、個人だと思っています。無責任にいろいろなことを言ったり、自分の努力というものを自立できていないのに、人に対して文句を言ったり、こういうことがすごく多いと思っています。教育一つとっても、今もまだ自立する教育をしていないなど、国がそうしてきたのですが。しかし、そんなことも言っていられません。インターネットという素晴らしい道具がある中で、それぞれの分野ではすごい立派な方々や、いろいろな思いを持っている方々がたくさんいるのに、それがちゃんと社会システムになっていないのが今の日本のもったいないところだと思っています。それらを紡いで、ちゃんと個人を豊かにして、社会が元気になるような社会システムに変えていくというのが僕らの仕事。そんなこと言っても儲けることも重要ですから全部はできませんが、僕らのやり方で、ビジネスポテンシャルがあり、しっかり儲けられる分野やビジネスアイディアに特化して、展開をしていきます。

幸いこの5、6年は『オールアバウト』というメディアを基盤に、コマースなどいろいろな分野で非常に成長軌道にありますから、言っていることが一応嘘にはなってないというか、非常に成長しています。そのような志を大事に、興味や思いを共感できて、この大きな成長曲線の下にある我々の会社のステージをうまく利用していただいて、一緒に成長してもらえるような方々と一緒に仕事ができるとうれしいと思います。

社長プロフィール

President's profile
氏名 江幡 哲也
役職 代表取締役社長
生年月日 1965/1/1

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