株式会社オールアバウト ~情報で社会システムに変革を。『All About』成功の裏側~

Vol.1 「商売一家」で培った経営者スピリット

株式会社オールアバウト 代表取締役社長 江幡 哲也 (2017年7月取材)

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―「商売一家」で培った経営者スピリット―

【江幡】

私の家庭環境は少し特殊で、父方が全員会社をやっていました。中小企業です。母方は全員、料理屋などのサービス業です。私は商売一家の中に初孫で生まれたというのが生い立ちの特徴です。

そういう意味では本当に子どものころからお客様の前にいましたし、手伝うことでお金もいただいて、自分でそのお金をどう使うかということも考えていました。特にそれについて指図や教育は全くなしで、とにかく自分で考えて自分で何かをするというのが当たり前でした。一生懸命頑張ると、店をやっている叔父とか叔母にも褒められますし、お客様にも喜んでいただけるということが普通にありました。

世の中のしくみにはすごく興味を持ちました。アルバイトを早いうちからやっていましたし、中学後半から高校くらいになると、実家の会社の給料日に母が銀行に電話をして、僕は学校の帰りに銀行に寄って、一千万円をカバンに入れて持って帰ってくる。そして、母が作った給料明細にあわせて現金を数えて封筒詰めをするなんてことをやっていました。給料というのはこういう金額なのかとか、社会保険料とか、税金とか、時には約束手形がどうしたとか。どういう意味なのかよく聞いていましたし、そういう社会の仕組みや構造に興味がありました。

父は工作機械の技術者で、そういう人間を大きな会社に派遣する、いわゆる工場現場を支えるような下請けの小さい会社をやっていました。やはり大きな会社との関係で、非常に社会の構造は厳しいのだと(感じていた)。そういう世の中の構造については非常に興味があったし、ここはおかしいなとか、ここはもっとこうしたらいいなとかを、常に思っていました。

僕は非常に数学が得意だったので、理系にいくと感じていました。もう一つはいろいろな会社をやっていた母方の祖父に影響を受けました。祖父はよくアメリカのことを知っていて、1980年前半くらいに戦略的情報システム(SIS)という言葉があると話し、すごく大きなコンピューターがこれから会社や世の中を変えると伝えてくれていました。

経営していることもあったのかもしれないのですが、いろいろなことを社会でやっていくにあたって、コンピューターとか通信とか理系的なものを身近に扱えることは非常に重要になるよとは、高校のときに言われました。自分は理系の方が好きでしたし、理系の中でもいろいろな分野に興味があったので、理系の工業大学を選んでいきました。

社長プロフィール

President's profile
氏名 江幡 哲也
役職 代表取締役社長
生年月日 1965/1/1

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