株式会社オークファン 中立的な立場の国内最大級のオークション比較・検索サイトト『オークファン』を運営 株式会社オークファン 代表取締役 社長 武永 修一　

キャリア

【武永】

当社は4月25日にマザーズに上場させていただいたんですが、まだまだ社員数も少なくて。まだ4、50人規模であるということを考えると、今本当に多分一番いい状況かなと思っているんですよ。というのは、スタートしたばかりで、会社が潰れそうだという状況でもなければ、東証一部にいって社員数1000人などのいわゆる大企業っぽくなってくるという丁度中間ステージなので、一応マザーズに上場していますというブランド力もありますし、とはいえまだまだ発展途上であるというところを考えると、会社と共に成長していずれ東証一部にいってそこで達成感を得たいとか、成長意欲の高い方にとってはうちはぴったりではないかと思います。

【武永】

あともう一点は、うちはインターネットの会社なのですが、もちろんエンジニアも募集していますし、データも持っているので、データマイニングも募集しているんですが、自分でオークションをやっているような商売気のあるような人も、われわれにはそういう部署がありますし、あとは営業として特に小売業・リサイクル業に対しての認知度が上がってきていますので、彼らのお役に立っていく、という意味でいうと非常に幅広いんですね。営業から企画、マーケティング、データマイニング、開発、インフラとなかなか小規模な会社でここまで業種が幅広い会社も結構、めずらしいと思うので、初めから自分で何かをやりたいなどがなくても、当社に来ていただいて色々とコミュニケーションをしていくうちに、「ちょっとじゃあなたマーケティングやってみようか」「営業やってみようか」というふうに、多分自分のスキルを活かせると思うんですよ。なので、何が自分に合うのだろうと今模索しているような学生の方は、ぜひ当社に来ていただいて、その中で自分に一番合う仕事を見つけていただければいいのかなと思いますね。

【武永】

半分はかなり自分でも稼いでいる。例えば仕事がない日は自分でどこかで仕入れてきた物を売る人も多いですし、そういう人はそういう人で会社のサービスに役立つというのはあります。ただ逆に残り半分の人間というのは、全くオークションをやらないメンバーなんですよ。これも非常に重要で、もし全員がオークションマニアだったら逆に初心者の気持ちが分からないと思うんですね。これから初めてショッピングやオークションに触れる方からすると、マニアックな議論をオークファンのメンバーがずっとしているとサイトもなかなかわかりやすくなっていかないというところで、今ちょうどバランスはよくなっていて。半分はオタク、半分は未経験、みたいな感じのメンバーがいま日夜議論を戦わせているというところはありますね。

【武永】

20代の頃、私が良かったなと思うのは、本当に実践で大失敗をしながら学んできたと。なので、考えるよりも行動した方が良いというのは今でも本当に信じていますし、俺もいつかは起業するんだと思いながら、結局永遠にできない人がほとんどだと思っているので、そういう人は自分がいきなり大手企業から起業をするというよりも、一回当社のような上場したての会社や、もっというと上場する手前の会社に一回入ってみて、ベンチャーの社長はこういうことを考えているのだなとか、やはり彼れも必死でやっているので、目の前を通ったりすると喜怒哀楽が手に取るように分かるので、そこをまず肌で掴んでいただくというふうに飛び込んでいく姿勢というのは非常に重要かなと思います。あと一方で、信頼できるメンターの方、メンターというか大先輩の方々を何人も持っていた方がいいというのもありまして、結構２０代であくせくしていると良い方向に進んでいるのか、苦難な道に行ってしまっているのか、分からなくなるときがあるんですね。

【武永】

自分を正してくれるような、そういったアドバイスをもらえるような先輩方を最低３人、１人だと偏ってしまうので。実は私はそのメンターを持てなかったので本当に失敗してから気づかざるを得ないということで、非常に苦労をした経緯があるので。一つは飛び込んでみる。考えなくていい。しかもなるべくベンチャーに飛び込んで空気を感じる。もう一つは、一方で常にぶれない意見を言ってくれるような年配の方を３人くらいメンターとして持っておく。多分この二つがあれば、本当に３０代４０代になって良かったなと思えるのではないだろうかと思いますね。