株式会社オークファン 中立的な立場の国内最大級のオークション比較・検索サイトト『オークファン』を運営 株式会社オークファン 代表取締役 社長 武永 修一　

事業

【武永】

当社のサイトの特徴を簡単に申し上げますと、買う時も売る時も使えるサイトということで過去のショッピングとかオークションで取引された値段を出してます。もちろん今の値段も出しています。今ユーザーも増えていますし、非常に確信も深めているのですが、以前は物を買ったら捨てるという文化が結構日本でもあって、大量生産大量消費というところですが、一方で不動産や車は捨てるわけにいかないではないですか。5000万で買った物件を捨てるかというとそんなことはなく、やはり皆住んだり賃貸で貸した後は、例えば4500万で売ったりとか、場合によれば6000万で売れたというふうに、車や不動産というのはきちんと買う時に次に売ったらいくらだろうというのを認識しながら買うわけなんですよね。今それが一般消費者にまでどんどん広がっていると思っていて、自分がビデオカメラを買う時でも、これは1年後に売ればだいたいこれくらいになるから、そうすると1年間使えばだいたい３万円くらいの損だなと。

【武永】

そういうふうにどんどん消費者の側が賢くなってきて、消費というよりもレンタルするような感覚で色々な物を売ったり買ったりするということがまさにこのインターネットのショッピングやオークションが出てきて可能になったというわけなんですよね。そうするとわれわれの存在価値というのは高まってきていて、売値を調べてから買うというのもできますし、逆に今自分が持っている物の売値を調べ、適切な値段で売っているといった色々な使い方があるのですが、当社のお客様ももちろん消費者の方もいらっしゃいますし、今度は売り手の方ですね、不用品を売る方もいらっしゃいますし。あとはもっと進んでわれわれは、「Small B」と呼んでいるんですけれども、事業者というかセミプロみたいなユーザもいらっしゃいますし、最後は法人の方、例えば量販店の方とか大手のリサイクルショップさんの方もいらっしゃると。４ついるわけなんですね。当社としては、買い手の方からは当然ながらお金を取れませんので、無料で提供をしています。収益としては、広告収益やアフィリエイト収益になっています。初心者の売り手の方も基本的には無料で使えます。

【武永】

ところが売り手の方でもだんだんオークファンをたくさん見てきて、色々な商品を売ってくると、もっと昔のデータを見たい、もっと売るノウハウを知りたい、便利なツールを使いたいというふうにニーズがあがってくるんですね。そうなった場合には、当社がこれ以上オークファンを使う場合は500円プランなど色々とあるので、課金メニューに入った方が得ですよと。情報力とか利便性で明らかに差がつきますよという形で課金プランをおすすめしていて、こちらが当社としては全体の60%の収益になっています。なので、よくどのように儲けているのですかと言われるますが、実は課金サイトであるというのが当社の特徴です。

【武永】

今多いのは、企業の方が色々な雑誌やWeb経由で見つけて、当社のサイトをお使いいただいて、そのうち当社のデータに興味を持っていて、うちに役立つデータを提供してくれないかとか、自分たちの持っているPOSデータと、うちが持っているインターネットのデータを組み合わせて、１つの画面で比較できるようなそういったツールを作ってくれないかとか、企業の方からアプローチいただくケースがほとんどどですね。量販店で調べて実際はAmazonで買っているとかネットとリアルの境目がなくなってくると値段も結構似てきているので、本当に今リアル対ネットの価格勝負みたいな感じになってきているわけなんですよ。そうすると大手の企業もインターネットの値段も非常に気になるんですね。ただ自分たちがインターネットの値段よりも高くつけてしまっているとみんな買わなくて実際ネットで買ってしまうと。なので、かなりインターネットの値段をマーケティングしたいというニーズが高まってきているので、当社でもここ数年で非常にデータのニーズが上がってきたという時代の背景もあるのかなと思っています。