株式会社ガーラ オンラインゲーム事業を中心にグローバルに展開。スマホアプリにも注力 株式会社ガーラ 取締役会長 菊川 曉　

歴史

【菊川】

もともと大学生の時にイベント企画サークルをやっていまして、１年に１回当時の六本木のディスコ２０〜３０店舗借りて、多い時で学生１万人を動員するイベントをやっていたんですね。結構、そのまま会社を作る人もいたし、就職する人ももちろんいたのですが、私自身も卒業後すぐに起業するか、一度会社員になるかを迷ったんですけれども、会社を作ると社員を採用して雇用しなくてはならない。それと会社の仕組みですね、決済の仕組みとかそういったことを勉強したいと思いまして、会社員になることを決めまして、企業でどんな商品やサービスを売ろうが広告宣伝は欠かせないところなので、そのプロになりたいと思いまして、博報堂に入社しました。

どういうビジネスをやるかということを毎日考えてまして、１９９１年に「未来学研究会」という１０年後の未来はどんなものか色々議論して、技術の予測の本とかそういうものを購入して勉強して未来を予測しようと。未来が予測できればビジネスチャンスが見えてくるのではないかと。そのレポートは今でも残っていて、後に起こるインターネット革命を予見してまして、今後は映画産業・出版産業・印刷産業・放送、それらがデジタルによって融合化されるということとか、デジタルのネットワークが世の中で普及するだろうとかそれが今のインターネットなんですね。今でいうインターネットがくることは間違いないと思いまして、一生に一度のチャンスだと起業したいという思いを強くしておりました。

【菊川】

ただ当時はお金もないし、結婚をして子供が生まれたばかりだったので、なかなか動けなかったんですけれども、だいたい週末はファミリーレストランに行って事業の構想を練っていた記憶があります。