株式会社オンリー 『ザ・スーパースーツストア』が有名な紳士服大手企業 株式会社オンリー 取締役相談役 中西　 浩一　 (2014年6月取材)

メッセージ（もし学生時代に戻ったら（学生へのメッセージ）、30歳の方へのメッセージ）

【中西】

時分も高校を出て、独立開業させてもらって、現場で知ることということで、色々なことを自分なりに体験して、あるいはコンサルの先生の話とか、いろいろな先生の話を聞かせてもらったりして勉強したのですが、僕は今痛切に思うことは何なのかというと、学生さんに、経営学というか、別に経営学だけではなくても、学校で教えらていることというのは、究極においては、十分僕は勉強しておくべきだと。

それがあって、なおかつ次に経験がプラスされれば、これは僕は鬼に金棒だし、ただ、僕らみたいに経験だけでやっているというのには限界があるので、そういう論理的にものを考えたり、論理的に打ち立てるためには、学生さんは多いに勉強をして、そういう学問というのを会得することは、もしも自分が学生になったら、今度は苦学してでも大学に行って、せめて大学院くらいで勉強して、それから商売をしたいというかね。

やっぱり学問というのは、何代もの人が積み重ねて来られたものなので、それは簡単に破れるものではないし、それはやっぱり今のところは謙虚になって、勉強すべきだと思いますね。

【中西】

本当に、30代というのは重要なのね。年格好というか、よく僕の好きなコンサルの先生がよく言われたのは、20代は負けん気だと、30代は強気だと、40代は思いやりだと、50代は人間としてだという言葉が大好きなのですが、やっぱり30代をどう過ごすかによって人生は、大勢の人が方法が固まってくるんじゃないかと。

それが何なのかというと、ものすごく無理をしても、何をしてでもやれて、それが吸収できる年代ですので、僕もくしくも24で商売をして、それでもって29でオンリーを作ったんです。結局30代がまさしくオンリーの前半の10年間ですよね。

やっぱりその時にやってきたことというのは、それがあったから今があるというような思いをするので、やっぱり30代というのは、本当に強気で、転職についても、もうダメだと思ったらすぐに変わってでも、何か自分を試そうという時期なので、そういう面で言うと、本当に強気で前向きにどんどんと、新しい夢を求めて、動ける時じゃないかと思うので、大いに羽ばたいてもらったら、僕はいいんじゃないのかなということだけ言っておきたいですね。