Vol.2 事業承継のエピソード
―事業承継のエピソード―
【聞き手】
四代目とのお話ですけども小さなことから会社を継ごうという思いはありましたか?
【竹下】
子供のころからお菓子の工場が遊び場という世界にいたので経営ではなく「お菓子屋」として続けていく意識だった。大学出てからも実家に戻ってお菓子の仕事をすることは少しも抵抗はなくてむしろ面白かったです。
【聞き手】
では潜在的に将来の道は決まっていた。
【竹下】
そうですね、長男なので家業を継いでいこうと思っていました。当時の業態は家業に近いスタイルだったので父の仕事を引き継いでやっていこうと思っていた。その当時40から50人ほど従業員がいたので家業を引き継ぐというのは大変だと思いながらやりがいのある仕事と思っていました。
【聞き手】
学校卒業してご実家に戻られてお父様と一緒にやられている中で大変はことやイメージと違うことはありましたか?
【竹下】
父と年齢的なギャップがありますから、私とはものの考え方に違いがあったので若さは当然もっていましたからね。
【聞き手】
お父様は経営者でありながら職人さんでしたということですね。
【竹下】
はい、味に対してはうるさかったですね。アイスクリームなどの商品開発をはじめたのは父でしたのでそういう意味では先見の明があったし時代を読む経営者感覚をもっていましたね。
経営者プロフィール
氏名 | 竹下 敏昭 |
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役職 | 代表取締役会長 |
会社概要
社名 | 竹下製菓株式会社 |
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本社所在地 | 佐賀県小城市小城町池の上2500番地 |
設立 | 1927 |
業種分類 | 食料品・飲料製造業 |
代表者名 | 竹下 敏昭 |
従業員数 | 80 名 |
WEBサイト | http://takeshita-seika.jp/ |
事業概要 | 「ブラックモンブラン」を始めとした、冷菓、菓子製造販売 |