株式会社イーブックイニシアティブジャパン 取扱書籍30万以上、累計4,500万冊を販売する電子書籍業界のパイオニア 株式会社イーブックイニシアティブジャパン 元代表取締役社長 小出 斉　 (2015年1月取材)

―イーブック入社の経緯―

【聞き手】

ご自身で次の道を探すのにおそらく色々な接点があったのだと思うのですが、この会社に決めた一番の理由はなんでしたか？

【小出】

最初の頃にお話しした電気工作をする少年から始まっている電子の世界から趣味として続いているわけですね。携帯電話が少し安くなったら人より早く入手してみたり、インターネットが話題になったらやってみたりということで仕事ではないですが趣味の道で続いていて好きなことは変わっていなかったことで、インターネットマーケティングにも興味があった。コンサルティング会社にいた時にも、そういうような企業だともうアドレナリンが他のプロジェクトよりも湧いてくるのが自分でもわかっていたので、こういうタイプの仕事がしたいなとずっと思っていました。

もう一つはベンチャーに興味をもったことですね。渡米時代アメリカのバークレーという大学に行って、そこはベンチャーのメッカのシリコンバレーの近くにありまして。そこに飛び込んで２年間過ごすとですね、ゼロからサービスを立てていくという強烈な憧れを持つわけですね。その当時大企業の破綻なんかもありまして、なんとなく世の中が暗いムードになっていて新しい産業の種である電子書籍という業界が日本の将来を支える存在なのではないかと思ったので一もなく二もなくこちらになってきたということです。