株式会社サンマーク出版 ~縮小する出版市場でヒット作品連発!サンマーク出版式ヒット創出術~

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Vol.1 兄の死と本との出合い

株式会社サンマーク出版 代表取締役社長 植木 宣隆 (2017年4月取材)

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―兄の死と本との出合い―

【植木】

7人兄弟の末っ子で、大家族でした。それで兄が2人と姉が4人おりまして、父は当時、書家をやっていまして、いわゆる山水画というか、俳句と書と絵を合わせるようなことをしていました。その前は今の神戸大学の前身の兵庫師範学校の教師をしていました。芦屋に住んでいたのですが、戦争で全て焼けてしまいまして、京都に移り、仕事もそれによって変えました。その2人の兄が2人とも現役で京大に受かったんです。そうすると男はあと私しかいなく、親からも「当然そう(京大に現役合格する)だろう」というプレッシャーが中学くらいからかかり始めて、これはやはり結構大変でした。

私は数学が好きで、数学は美しい学問だと思って数学をやろうと京大の理学部を受けたのですが落ちまして、浪人中にショーペンハウエルや、ニーチェなどの哲学書を結構読んで、やはりこちらだということで変えたんです。実は次男が大学に入って2年後くらいに自殺しました。私はその時小学校5年生だったのですが、やはりショックというか、辛い思いをしましたね。そしてそれが、私が色々と本を読み始めた1つの理由にもなりました。

フランスのロマン・ロラン作の『ジャン・クリストフ』という長編小説がありまして、中学2年生でそれを読んだのですが、その本にはものすごいエネルギーがありました。人を前に向ける力があって、これで生きていけると思ったのが非常に強烈な印象としてあります。私は本の編集の現場でもよく言うのですが、困難を乗り越えるということ。辛いことを避けて通るのではなく、正面からぶつかってそれを乗り越えていくということが、僕の1つの大事にしている部分ではあります。

結構みなさん、人生辛いことを背負ってというか、色々と辛い目にあっている方が多いですよね。僕らもこういう仕事をして読者カードをずいぶん頂きますから、その中で「この本に感動しました」というメッセージを頂戴しますけれど、同時に「自分がこういうことで悩んでいた。それがその悩みからものすごく救ってくれた」という感謝のメッセージをたくさん頂きます。ですから、若い時は、道を通る人たちがそれぞれ悩みを抱えて歩いているとは見えなかったんですが、それがそうではないんだということに気づきました。こういう仕事によってそれが気づかされた面がありますから、そういうことも含めて自分のしてきた体験や色々なことが今の仕事にも活きてきているという感じがします。

社長プロフィール

President's profile
氏名 植木 宣隆
役職 代表取締役社長

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