デジタルハリウッド株式会社 ~日本初!株式会社として大学院を設立。世界に日本のデジタル技術を伝える~

Vol.4 開校から20年で変化したこと

デジタルハリウッド株式会社 取締役 学長 杉山 知之 (2015年4月取材)

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開校から20年で 変化したこと

【聞き手】

この20年前と今と比較した時に、何が一番変わったなと思いますか。どれもこれも進化していると思うんですけど。

【杉山】

そうですね。変わったなというのは結局、頭の中ではできると思っていることが、今は本当に出来ると言う感じです。それはね、簡単に言うとですね、コンピューターが速くなっているんですよ。ものすごく速くなっているんですね。みんな全然分かってないんですけど。ちゃんと計算すると30年で100万倍位速くなっているんですよ。100万倍位強くなっている。速くて強くて。だから僕が大学生の頃にこんなことを計算できたらいいなと思っていたことで、ほんのちょっと計算するのも1週間コンピューターをまわしていたことがあるような。今は一瞬でできちゃうんですね。だからそういう意味でブレイクスルーというのは本当に大きなと思っていて。  あとはもう1つは世界中のコンピューターが繋がっているということですよね。この環境というのをなしえたというのは、そうなるって90年代に言ってまわっているわけですよね。そんな夢みたいなことができるのかと言われているんだけど。それが今やっとそうなっていると。でも、僕に言わせると、ここまで来た環境と言うのが、スタート地点なんですよね。                    要するに全員がコンピューターを身に付けていて、全部ネットでつながっていて、十分な回線スピード、コンピューテーションパワーがあるっていう状態に人類社会がいきついてから始めてデジタルを本当に使うというフェーズにはいるんですよ。だからやっとそのスタート地点におぼろげながら来たという所ですね。94年とか95年に集まった受講生の方で、その頃は社会人向けにしかやっていなかったので、20代後半から30代全般位の女性を含めてたくさん来てくれたので。僕ははっきり言っていたんですよ。みなさんの子供が本当の意味でデジタルを使いこなして、変革をする時代なんだけど、僕としてはその子供に対するコンピューターの使い方であったり、もっと言えばCGの作り方を教えられるお母さんになってもらいたいわって。そうしたらそれも1つの変革で、みんなプロとしてやるわけだから、そういう人がお母さんになった時って、小学校中学校の先生よりはるかにITリテラシーが高い人たちになるわけですよ。そういうのも社会変革を起こす1つのもので。

【聞き手】

日本ってこれからどんどん少子高齢化が進む中で人口が減っていくと言われていますし、そうすると労働力というか肉体動労の労働力が世界にかなわない。でも、いわゆる知恵であれば世界と勝負していけるっていう。

【杉山】

そうですね。ただその知恵っていうのもネットのおかげで瞬時に共有されちゃうんですね。なので知恵だけだとだめなんですよ。なら知恵以外に何があるかというと、実は文化なんですね。で、結局どの文化が面白いかとか、魅力的な文化かとなった時に、日本にアドバンテージがあると思っているんですね。なので科学技術というものに関しては、すごく平準化というか、どんなすごい物もすぐにコピーされてしまう。文化というのは、表層をまねても見破られちゃうんですよね。                          どうもそのヨーロッパ圏、北米圏のキリスト教圏の人たちが割と18世紀19世紀20世紀と時代をリードしてきたと思うんですけど。そういうのってすごい異質な感じなんですよね、日本って。先進国なのにすごい文化が異質で。そこが魅力なので結構武器になっているし、みんな平和が好きなので。これは日本人からすると、世界を日本人化しようとか言う海外の人もいる位でね。世界中が日本人なら戦争が起きないんじゃないかっていう学説があるくらいで。それはそれでいいと思っているし、あとは世界中の若者で日本のクールジャパンみたいなのが好きなのもいるので、やっぱり本場で学ぶというのが基本じゃないですか。好きな物って。                                                                             そういう意味では、パリで油絵やるとか、ウィーンでクラシック音楽をやるとかっていうように。東京で漫画描いて、ゲーム作って、それからテレビアニメ作るみたいな。っていうのは王道中の王道じゃないですか。っていう意味では、僕らの学校も存在価値があるのかなと。

社長プロフィール

President's profile
氏名 杉山 知之
役職 取締役 学長

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