株式会社ウェザーニューズ ~全世界の天候を網羅せよ!世界最大の気象予報会社が見据える次のステージ~

Vol.3 ウェザーニューズの強み

株式会社ウェザーニューズ 代表取締役社長 草開 千仁 (2015年8月取材)

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ウェザーニューズの強み

【聞き手】

気象庁が出してらっしゃる予測と、御社がされている予測とその精度の部分と言いますか、それでいうと何か違いであったり、どちらの優劣があったりとかその辺りはいかがなものでしょうか?

【草開】

ヨーイドンで出すと、気象庁も頑張っていらっしゃるので、ウェザーニューズの方が良いとかいうことが必ずしもあるかどうかとというのは、はっきりとは言えないんですけども、ただ一番重要なのは、何を目的に出されているかというところの差があるんだと思うんです。

一例を挙げますと、私達が航空会社に今提供してるサービス中で、Go or No-Go Decisionサービスがあって、例えば、これから成田からソウルインチョン空港に行こうとしている飛行機に対して、インチョン空港の天候次第では、ダイバートしたり、ないしはディレイをかけたりという判断が必要なのですが、実はこういった国際空港は、韓国の気象庁さんが3時間毎か6時間毎に予報を出したりしているわけですね。

例えば、雲はどのぐらいの高さになるかな、それから風はどうなるのかなという所なんですね。ところが、私達がやっているのは、そのフライトが飛ぶ2時間位前に、飛行計画をつくるのですけども、最新の情報を元にインチョンがどうなるのか。且つ、私達が行っているのは、例えばインチョンですと、大韓航空がどれぐらいの条件だったら降りられる、どれぐらいの条件だったら、これをダイバートしなければいけない。これを頭に入れて提供するんですよ。ですので、目的は何かというのが分かっているのと、分かってないわけではないんですけど、具体的な大韓航空にではなくて、あそこに飛んで行く全てのエアラインに対して出す時には、そこまでこだわっていられないですからね。大体こんな感じと出さざるを得ない、この差じゃないですかね。

【聞き手】

確かに、民間企業だからこそ、成し得る技といいますか…。

【草開】

まさに、日本の気象庁が1995年に気象業務法の改正の中で、パブリックサーバントを包む気象庁ですから、みんなの気象庁台。それに対してウェザーニューズは「あなたの気象台」。今はそのBtoSで代表される情報交換がベースになりますので、あなたの情報交信台って私達は言っているんですけど、そういう役割を非常に明確にされたというのは、私達にとっても凄く有り難い話ですし、気象庁さんにとっても非常に分かりやすい例じゃないかなと思います。

それともう一つは、やはり予報を行う人というのは、誰かの為にそれを行うというのがあって初めて、先程申し上げた様に、何を目的に予報を出すかによって大きな差があるんですとお話をしましたけども。例えば、相手がコンビニエンスストアの店長であるならば、そのコンビニエンスストアが仮に駅前店であれば、これは雨が降った時にパンや牛乳が売れないんだなと、だから明日雨かどうなのかというのが重要なんだなとということで、多少弱い雨だったら、それはパンやら牛乳を持っても傘は要らないレベルだから、コンビニエンスストアにとっては雨だと言わないんですよ。

そういうところを理解して出す情報と、単に気象的に、ちょっとでもアスファルトが濡れたらこれは雨なんだというふうに出す予報じゃ全然違ってしまうわけですね。こんなことを理解して提供することができるのが本当の予報士だから、私達は予報士の士を、士ではなく、あそこを「志」に変えて、ウェザーニューズが目指すのは、予報士ではなく、予報志の方なのだと。志を持って情報を出すことが重要なんだというように我々の中では理解しています。

社長プロフィール

President's profile
氏名 草開 千仁
役職 代表取締役社長

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