株式会社内田洋行 年商1,000億超、創業100年を超える業界最大手企業 株式会社内田洋行 代表取締役社長 大久保 昇　 (2015年9月取材)

―「チャレンジ」は成長の源泉―

【聞き手】

いち早くそういったものにチャレンジをして行った会社だからこそ、この時代のいろいろな景気の波に飲まれることなく、こういったものを続けてこられると。

【大久保】

飲まれてますよ、ものすごく。ただそういうところの経験という所で言えばですね。一番あるのはよく成長と言えば横軸、角度を上げていく、こういうのはないと。少しずつ経験則あれば伸びるんだけどもこれがある時にぽんと飛ぶと。階段にはなっているという。見えているのは階段の部分でこれはちょっとずつ上がっていくだけなんですけど、だけども途中でぽんと、上がると急に違う世界が広がるというのはそこら辺は経験できましたね。1000万の案件しかやったことがない人間は5,000万になると躊躇してしまうんです。本当に間にやれるかどうかやる前に体が引いてしまいます。それが何かで5000万取れると1億まで平気。1億を超えない人はこんなのどうしよう、5億それに1度成功できれば平気と。例えばそれでも一緒でしたね。

技術的なものでもそうですし、それから規模でも。あの早い時期に気象庁の予算を取りに行って、その研究日の実践をというのだったんですけども、その時内田洋行、苦労したんだと思いますけどね。内田洋行はなぜ気象庁のプロジェクトに入るんだ、入れるんだというようなことを。自分としては実績も示してやっているんですが、担当者はいいんですが、その方が選定した後、他に説明ができないんですよね。どうしてという。そういう時も苦労しましたけど。

チャレンジしたら、どことは言いませんが、色々な会社が実はできていないそれが、自分のところならできるというのがずいぶん経験しましたね。それまでうちはとてもできないと。このこんな国でレベルの実験はと。ただわれわれは技術的にも過去に経験が適している。プラスこのフィールドはよく知っている。だからやるだからやれるはずだとということでただ自分でもチャレンジ部分だなと思いながら、やるとなんて事は無いできる。もちろん大変な事はたくさんある、あったんです。私の下にいる人は大変だったかもしれないけれど。それをくぐり抜けたら自分もそうですし一緒にやった人間は要はまた違う世界が見えるんですよね。