Vol.3 三度目の事業立ち上げと運命の出会い
三度目の事業立ち上げと運命の出会い
【村上】
ある方と出会って、世の中にない、だれもやっていない、役に立ってお客さんが喜ぶような事業はないかと相談している時に、その方がたまたま元百貨店の役員をされていた方なんで、そういう漠然としたものを聞かれて何もないよと、当然言われるじゃないですか。
まあ百貨店の中で、どういう歴史をたどって、部門ごとにそういう仕事をしているっていうのを、話してもらう機会がだんだん増えてきまして、その方が言われるのは食品と化粧品とブランド品、この3つは百貨店の中でも景気に左右されずに、ある程度安定して成長していると。
で、食品と化粧品は日々なくなって行くものなので、多分村上君が将来事業をしたいのであれば、そういうなくなって誰かが毎日使うものを扱うと良い事業になるんじゃないかと、また教えてもらって、食品と化粧品と。
化粧品は全くわからないんで、食品がたまたま先輩がやっている人がいたんで、百貨店の中の食品ってどうなっているのかいるのかを現場で話を聞かせてもらう場面をもらって。
【村上】
現場の百貨店の職員の方に色々話を聞く中で、当時97年だったと思うんですけど、全国の地域の埋もれている商品を発掘したいと、当時の食品の責任者の方が言われていて、日々毎日売り込みはいっぱい来ると、来るんだけど、なんかピッタリ出会いのタイミングが合わず、机に書類の山がカタログとかあって、いざなんか見つけようかと思うと、そこからカタログを出したり、リングしているところから探したり、っていうことを聞いてですね。
大手の百貨店でも地域の食品を探すのは困っているんだなというのが、まず1つあったんですよね。やっぱり情報がいっぱい来ても整理をしないといけないんで、これまた大変なんだなと。っていうのがまず1点あったのと、まあ自分は山口県なんで、田舎に食品関係をやっている先輩もいたんで、百貨店とかに売り込みたいとかどうやって営業しているかと聞くと、当然百貨店には売り込みたいし、都心部には売り込みたい、ただ東京まで行くと飛行機を使って宿泊してとやると、1回やると7万とか10万とか経費がかかると、それで1発で決まればいいけど、何回も何回も行かないといけないんで、どんどん経費がかさんでくると。
で、いざ取引しても食品なんで、金額にならずペイがなかなかできないと。だからなかなか行けないと話があって。こっちが仕入れるを困っていし、こっちは販売するのに困っているんで、この間を取り持つ何かをできれば、世の中の役にたつんじゃないかなっていうのが今の会社を作るきっかけだったんですよね。
あともう1つのキーワードでだれもやっていないっていうのがあるんで、この間でとういうやり取りが行われているかなと色々と調べていくと、展示会であったり、間の中間の卸企業であったりっていうので出会いの場はセッティングされていると。
で、色々と調べていくと今は当たり前なんですけど、紙のカタログっていうのはなかったんですよね。カタログ集を作って、やり取りをしてもらうような仕組みをつくったらいいんじゃないかなっていうのがまず1つあって。色々しらべていくうちに一社品川にあったんですよね。
だからそういうのは人がやっているんで、だめだと。調べていくうちにインターネットというものが今後広まりそうだと、97年ごろですからね。ヤフーが、日本のヤフーが出来たぐらいだと思うんですけど、インターネットは流行りそうだし、インターネットで企業間の受け渡しをするようなサイトが今あるのかなっていうことで、結構調べたんですよね。なかったんですよ。
当然皆さんホームページを作るとか、そういうことでスタートする時代。あとは通販の実証実験を国がやっていたり、大手がやっていたりする時代なんで、企業間のそういうやり取りをするものが全くないと、アメリカのサイトも調べてもっらったんですけど、やっぱりなかったんですよね。これは世の中でだれもやっていないし、企業間の取引所みたいなのが出来たらいいなと。
これは間違いなく行けるということでまずこれを事業していこうっていうのが立ち上げのきっかけですね。
経営者プロフィール
氏名 | 村上 勝照 |
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役職 | 元代表取締役社長 |
会社概要
社名 | 株式会社インフォマート |
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本社所在地 | 東京都港区海岸1-2-3 汐留芝離宮ビルディング13階 |
設立 | 1998 |
業種分類 | サービス業 |
代表者名 |
村上 勝照
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従業員数 | 812名 |
WEBサイト | http://infomart.co.jp/ |
事業概要 | BtoB(企業間電子商取引)プラットフォームの運営 |