マイクロ波化学株式会社 ~「化学産業不変の100年」を変える、元商社マンの挑戦~

Vol.3 マイクロ波との出会いと起業秘話

マイクロ波化学株式会社 代表取締役社長 CEO 吉野 巌 (2016年6月取材)

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-マイクロ波との出会いと起業秘話ー

【吉野】

卒業をした後は、アメリカで仕事をしようと思って、周りの学生がアメリカで仕事をすると言いながら、結構日本に戻ったりしていたので、そうではなくて、おれはアメリカにきたのだから、アメリカで仕事をしようと思い、かなり苦労しましたけど仕事を探しましたね。エネルギーとか環境技術のベンチャー企業を支援するようなコンサルティングのような仕事をアメリカでしてみて感じたのは、基本的にとにかく自分で何でもやらないといけない特に、小さな会社だったので、自分自身でネットワークをつくるのもそうだし、待っていてもなにも来ない、当たり前の話なのですけれど、自分自身が主体となって、やらないといけないなというのは感じましたね。

その時にベンチャー企業の事業開発など、そういうのを手伝っていたのですが、自分で事業を立ち上げたいなというのを思って、ビジネスのネタを探している中で今の阪大のグループとの出合いもあって、会社を立ち上げたという次第ですね。

阪大の技術と出合ったのは、私出身、三井物産のベンチャーキャピタル部隊と話をしている時に、面白い技術を売っているグループがいるよと紹介を受けたというのが最初ですね。私自身がやろうとおもっていた別の技術があって、その技術の評価を阪大のグループに聞きにいったのが、きっかけですね。そして、話している中で、マイクロ波を使ったほうがもっとうまくいくのではないかという話になりました。そこから会社を立ち上げることにしました。実際に準備をする中で、今の共同創業者の塚原が、彼自身も技術を事業化したいという思いが強く、2人で立ち上げようかということで立ち上げました。

環境やエネルギー技術などにはずっと興味はありました。アメリカの仕事もそういう仕事でしたし、三井物産も化学品だったので、そういう意味では経験を生かして、起業できたらいいなと思いましたね。私自身は実は研究者ではないので、もう1つ別の会社を手伝って、そちらで収入を得ながら進めていました。当社はそれこそ最初の3,4年は収入を得ていないと思います。

創業年は2007年ですね。その時に食べ物がなくなるのではないかと、トルティーヤが食べられなくて暴動が起きるとかの話が出ている頃で、食べ物じゃないものから燃料をつくれたら面白いのではないかなと。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』みたいな、ゴミを入れたら車が走るみたいな世界ではないですが、廃油からバイオディーゼルをつくって、それを事業化したら面白いのではないかということで、スタートした事業でした。

最初はバイオディーゼルでスタートしたのですが、なかなかバイオディーセルの市場も立ち上がってこない中、ではこのプロセスを使って、化学品をつくった方が面白いのではないかということで、化学品事業に会社をシフトさせて、ここまで来ているという感じですね。

社長プロフィール

President's profile
氏名 吉野 巌
役職 代表取締役社長 CEO
生年月日 1967/7/19

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