株式会社アイモバイル 広告配信サービスを手がけるベンチャー企業、急成長の裏側 株式会社アイモバイル 代表取締役会長 田中 俊彦　 (2016年11月取材)

―急成長の要因とひらかれた社風―

【田中】

1年、2年間はまだまだ。僕らもつくっていて「まだし」で、アイモバイルって何だというようなところだったので、なかなか代理店さんにも相手していただけるような環境下ではなかったですね。ただ、3期目ぐらいから、いろいろソフトウェアの改良とかもして、かなり売りやすい商品にして、売れるようになったというのはありますね。

やはりモバイルにフォーカスを当てて、そのモバイルの波が一気に来たというところで、さらに広告業界でも「アドネットワーク」というものがちょうどはやり始めたというところで、2つ大きく変革が、アドネットワークとモバイルの革命というのが起きて、そこをとらえることができたのは、一番大きかったと思いますね。

20人ぐらいのときまでは、大体誰が何を考えているのかなというのは、何となくは分かるレベルですけど、今は本当にもう分からないところに来ています。しかし、かなり組織化もできて、誰かにアクセスすれば、しっかり現場の方に連絡もしくは共有もできるという状況だと思うので、人が増えてもしようがないかなと思っていますね。社員総会でこの前も、全社員の前で、私の方から伝えさせてもらって、社長室の扉って、僕は基本的に閉め切っていなくて、入っているときは全然開いているのですよ。それをプロジェクターの前でも出して、常に扉は開いているから、いつでも事業の相談、新規事業なども含めて、扉開いているので、来てくださいというメッセージを伝えさせてもらって、その後、副所長などには、新規事業をやりたいというような声は来ているみたいで。ただ、私のところには直接来ていないというようなところですね。来てもらえたら、そういう全てのアイデアが実現できるとは思えないですけど、やっぱりそういうスタッフがいるということは、非常に心強いと思います。