株式会社喜代村 ~知られざる『すしざんまい』感動の成長物語~

Vol.3 『すしざんまい』成長の裏側

株式会社喜代村 代表取締役社長 木村 清 (2017年10月取材)

[もっとみる]

―『すしざんまい』成長の裏側―

【ナレーター】

2001年4月に『すしざんまい』を開店。当初は事業を継続するか悩んだ時期もあったが、木村を動かしたのは築地に恩返しがしたいという思いだった。

【木村】

友達が「マグロファンド」というものをつくってくれたのです。バブルがはじけてみんな大変なのに、何百万円、何千万円と当社の口座に振り込んでくれた。「喜代村さん、使ってくれ」と。持つべきは友です。ありがたかったですね。それでマグロをとりに行き、アイルランドのスーパーの一番いいマグロを(買い付けました)。今、当社で使っているマグロを見つけました。それで、それをみんなに分けて、お金もお返ししました。もう事業をやめて女房と2人で幸せに少しずつ屋台でも引っ張ってやろうと思っていたのですが、そういう話があったので、「どうしようか」と相談したところ、女房が「それだけ人に頼られているのだったら、やってもいいよ」と(言ってくれたのです)。

【ナレーター】

以後、東京都内を中心にチェーン展開し、『すしざんまい』を急拡大させている喜代村。その成功の裏にあった経営戦略に迫った。

【木村】

築地に人を集めることをやっています。築地に人を集めるためには、築地の魚を世界に売っていかなければなりません。そのためには24時間年中無休(であることが必要です)。成田にトランジェットで人がここへきて、食べた朝にアメリカへ。またアメリカから帰ってきたらここで食べてヨーロッパへ行く。それで世界に寿司ブームが起きて、『すしざんまい』もそうですけど、寿司ブームが世界に起こりました。ユネスコの無形文化遺産に和食が登録されましたが、寿司が世界にブームをつくったということです。16年前は世界に2300店舗くらいしか、お醤油を使うお店はありませんでした。今は15万店舗あります。そのくらいに、この魚などの世界に対するブーム(は広がっています)。だから日本の人たちも寿司だけではなくて。私は農業も漁業も畜産もやっています。海外にどんどん農家の人たち、若者が出て、海外と日本と両方でやるんですよ。私はそういう形で世界85億人とビジネスをやっています。まだまだ世界に必要とされるビジネスがいっぱいあります。だから若い人たちが出て、海外と日本(と両方でビジネスをすべきです)。グローバル、世界は1つ、人類みな兄弟です。だから本当にやっていくべきです。当社にも『喜代村塾』という学校もあり、人を育てています。『すしざんまい』でもそうですけど、お寿司屋さんで働くステータスをあげないとなりません。給与レベルも倍増して、パイロットとかお医者さんとかIT企業に勤めるのか、『すしざんまい』に勤めるのかというくらいに、寿司業界のレベルを上げていきたいというふうに思っております。

社長プロフィール

President's profile
氏名 木村 清
役職 代表取締役社長

あなたにおすすめのコンテンツ

この社長に応援メッセージを送る
この社長に直接提案