Vol.1 歴史
歴史(創業前のエピソード・・・・ベンチャーリンク時代)
【上田】
アメリカの方で、インターネットビジネスがすごく盛り上がってる。
山根麻貴という同期の女性が、ベンチャーリンクの同期の中でも、すごく成績が良くて、「将来いつか一緒に起業でもしようよ」なんて話をしていたら、「いいよ」なんて言ってたんですけど、翌日会社行ってメール開けたら、その山根さんから、「私、辞表出したけど上田くん出した?」みたいなメールがきて、そんな明日とかって言うつもりも無かったんやけどという気もしながら、とはいうものの、いやいやとはもう言えない状態だったんで、「今書くところ」とういう感じで返信して会社をやめました。
【上田】
インターネットビジネスが非常にくるなと思っていたので、山根とも、「インターネットビジネスまわりで何かやらねばね」っていう話をしてたんですが、インターネットの根本論というのは、「双方向性」だと思いますし、双方向性を上手く活かしたサービス、今でこそ、コミュニティーですとか、CGMですとか、ブログですとか、SMSという単語がありますけど、当時はその単語はなくて、双方向のインターネットのサービス、これを今後は、インターネットの一番可能性を秘めてるところだから、そこをやっていこうみたいな話をして、地元の後輩を入れて3人で創業いたしました。
【上田】
ネットバブルが崩壊して、それまで海外展開もして、20ヶ国ぐらい展開していた時期があった。
ネットバブル崩壊と共に唯一の収入源であった広告収入が10分の1とか、20分の1くらいに落ち込んだ、そのタイミングで会社がまわらなくなって、資金もほとんど尽きそうになって、尽きかけたときに、何とか借り入れができて、何とか既存株主から出資して頂いて、何とか乗り越えたんですが、その時はすごく大変でしたね。そういう時に、社員さんにキャッシュ状況から全て説明して「実は今キャッシュ、ポジションこうですよ」と、今も常々オープンにしているんですけど、「こういう風に減っていく予定や」で「ここから先はどう頑張ってもここまで減る」今から一ヵ月後とか二ヵ月後になったら、こうなるかも知れんと、その中で「各自がベストを尽くさないと何とか耐えられないよ」とういうような形で全部公開したら、全メンバーがすごく頑張ってくれて、例えば、売り上げでキャッシュを手に入れてくる管理部門は借り入れをなんとかまとめてくるとか、他にも支払いのサイトの調整とか、いろいろして何とか会社が耐え切ったなあと思います。
【上田】
会社とういうのは、社会にどういう役に立つ事ができるのかとういうような存在だと思っている。所有者は社会であるべきだと普通に思います。そういう意味では上場して、社会が、ガイアックスという会社のオーナーであるというのが、すごく当たり前な状態だし、それでこそ社会のために、やっていこうという風に思える。
経営者プロフィール
氏名 | 上田 祐司 |
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役職 | 代表執行役社長(兼取締役) |
生年月日 | 1974年9月12日 |
出身地 | 大阪府 |
尊敬する人物 | 松下幸之助(松下電器)、稲盛和夫(京セラ)、江副浩正(リクルート)、ウォーレン・バフェット |
会社概要
社名 | 株式会社ガイアックス |
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本社所在地 | 東京都千代田区平河町2-5-3 |
設立 | 1999 |
業種分類 | 情報通信業 |
代表者名 |
上田 祐司
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従業員数 | 105名 |
WEBサイト | https://www.gaiax.co.jp/ |
事業概要 | ソーシャルコミュニティサービスの企画・開発・運営及びソーシャルコミュニティを中心とする各種ASPの提供・コンサルティングを行う。 |