株式会社ガイアックス SNSなどソーシャルメディアの構築・運用代行の他、投稿監視等も提供 株式会社ガイアックス 代表執行役社長（兼取締役） 上田 祐司　

価値観('Empowering the people to connect'という経営理念)

【上田】

経営理念というのは、当社において『Empowering the people to connect』というようなものですが、人と人をつなげるとか、脳と脳をつなげていくということが、当社の経営理念です。

【上田】

ガイアックスっていう会社のガイアとういうのは、実はガイア理論というのが、ヨーロッパの方にありまして、それを元に名前をつけている。

地球というのは「ひとつの生命体」ではないのかという理論なんですね、地球というのは中にたくさんの生物もいるし、もしくは生物と生物でないのもいるんですけども、例えば、外と中である程度、調整機能があるとか、排出するものと吸入するものがあるとか、いくつかの特徴がある。地球っていうものを見たときも生命と同じ特徴を取り揃えていて、ひとつの生命体であるというような考え方。

【上田】

それを社会的にその理論をとらえたときに、地球っていうのはひとつの生命体で、我々というのは、ひとつの生命体の中に存在しているものなのだから、そんなにいがみ合っていないで、もっと周りのことを考えながら生きていこうよ社会的な考え方に移ってきている。

まさにそういう世の中にあるべきと思うし、そういう世の中にしていきたいなと思うし、それに最もやっぱりパワフルなのは、赤の他人も含めた世の中全体とコミュニケーションできるというような世の中を作ることがまさにそれに一番インパクトあると思って、今のインターネットコミュニティというビジネスを展開している。

【上田】

例えば、オークションとかもそうなんですが、日本中で、「この僕のこだわったギターもう弾かへんからいらないわ」と思ったら、これまでは知り合いの中で辛うじて欲しそうな人にあげてたぐらいなんですが、今となっては「そのギター、そのこだわり、まさにそれが欲しかった」という人にピンポイントでコミュニケーションすることができて、その方にピンポイントでお渡しすることができる。

そうなってくると、ほんとにそんなに喜ばない知り合いにギターを渡すのが、ほんとにいいことなのか？社会的にみると、本当に欲しがっている方にあげることの方が社会的に見るとハッピーなんですね。やっぱりそういう風な形で、閉じられた世界だけじゃなくて、開放した世界の中で、社会全体で、コミュニケーションすることによって、社会全体が効率的になっていく。結果としてみんながハッピーになっていく、そういう社会につくれたらいいなという風に思っています。