株式会社CDG “営業支援型商社”を目指すプロモーション支援会社。無借金企業 株式会社CDG 元代表取締役会長 藤井 勝典　

キャリア（求める人物像）

【藤井】

できるだけユニークな人が欲しいですね。当社の場合は、応用力を見ています。7~8年前に採用した社員なのですが、箱根のマラソンしか走っていないというような社員がいます。最初上司は「採用しない」と言っていた。どんな試験をしても0点で、質問をしてもとんちんかんだった。しかし、私がその社員と話をしていると、母親に対して非常に親孝行なんですね。父親が早くに亡くなっているので「あ、この子は面白いな」と思った。それで採用したとたんに「ぐわっ」と伸びた。もう来年30歳なので、課長にしないといけないと思っている。「お前の頭の悪さでは課長にできないぞ」というくらい、頭は悪いけれど、ものすごい業績を上げているんです。

業界の良し悪しは、やはりハートの問題かなぁと思う。親孝行する人は絶対伸びますね。30年以上採用をしてきた過去の経験から、親孝行する人、そしてきちんと親のことが話せる人、そういう人は皆入社後伸びますね。だから自分歴史カタログというのを、一次面接を通った人に課題として作らせる。そして、二次面接から自分史カタログで、我々役員が見ている中で、自分をPRして下さいと言う。私が採点しているのは、親孝行かどうかというところだけですけれどね。そうすると、ほとんど人の見極めに狂いがなくなりましたね。

面接では、あまりにも話し方もトツトツとしていて、下手な話だと思っていても、だいたい父親、母親のことを非常に大事にする人というのは、不思議と入社後、皆伸びますね。これは、採用する上での基準として、必ず組み入れるように言っています。