際コーポレーション株式会社 店舗再生・プロデュース事業が主軸。90の業態で約300超の店舗を運営 際コーポレーション株式会社 代表取締役 中島 武　 (2013年3月取材)

事業

【中島】

海外は今、ロサンゼルスと北京にあるだけですけど、もう少し日本のことをきちんとやりたいなと思っているんですね。

私たちは路面店に出店していくことと、今はどちらかというと、ショッピングセンターとか、そういう所が日本の消費をだいたい囲い込んでいますよね。

そういう所にはやはり出店していこうと。JRさんとか空港にも出店しています。

今、私たちが一番力を入れているのは、商業施設さんも何年か経つと、いいの悪いの出てくるんですね。

結果そこで、撤退するお店さんが出てきます。入れ替える時もあります。そういう時に私たちも参加させていただいて、商業施設さんの空いた所に私たちは出店していくようなことが多いですね。

コストが新規で作るより、3分の1ぐらいでできるんですね。

最近はビーナスフォートという所があって、そこには大きな中華料理屋さんがありまして。その依頼がきてマーケットを調べて出店したら、とてもきれいな、とても素敵ないい感じのリゾートっぽいチャイニーズができたんですね。

お客様も欧米人から中国人からタイ人から、アジアの人もいっぱいいて、「ここは外国のレストランみたいになったな」なんて思いました。

ですから、そういうような既存の商業施設さんの撤退した後とか、そういう所を私たちがやると、投資が相当抑えられて、効果がいいですよというビジネスを今やってますね。

日本中の所からそういうお話をいただいて、千歳空港がやっていたチャイニーズが少し元気がなくなったので撤退します。

「任せてください」と出て行く、というようなことをやってますよ。結構面白いですよ、それはすごく。

業態は100くらいあるんですけど、それを整理して統合して、だいぶ統合していますから。前に100ぐらいあったんですけど、今は整理して、同じ和食なら少し違うだけで、名前が違うのはおかしいだろうと統合して1つにしてますけど。

和食、中華、洋食と分けて、それから大型店舗と町の路面の小型店舗。フードコートに出せるものとか、箱できちんとしたレストランで出すものとか。

中華でもラーメン屋さんに近いラーメンと餃子みたいな、麺飯だけでというジャンル。
それからフルラインナップしたメニューの店とか、こういうので分けてるだけですよね。

今、例えばここに物件が空きましたよと、やっていただけませんかと言われた時に、今うちの手の中にあるものをそこに投入していくというやり方をしています。

接客に関しましては、人として人とコミニュケーションして、それから接客をしてくださいと。基本的なマニュアルがあったとしても、あまりマニュアルを多く作らないようにしていますね。

お客様に喜んでいただいたり、最近はお客様からお手紙をいただいたり、あそこの接客がよかったよとか、あそこのお料理が良かったよとか。

昔はそんなことなかったですからね。
感じが悪いとか、乱暴だとか言われた時代がありましたよ、一時。今はどちらかというと、そういうお褒めのお手紙なんかをいただくと、やっぱり励みになりますよね。

私がみんなに伝えていることは、普通の人間の目線で、普通の常識で物事を知っていなくてはいけない。
消費者の方々のほうが詳しい場合が多いですよね。

ですから、日々勉強していなくてはダメですよと伝えています。