株式会社ピックルスコーポレーション 漬物業界のトップ企業。キムチ、浅漬けなどの『ご飯がススム』ブランドなどを展開 株式会社ピックルスコーポレーション 元代表取締役会長 荻野 芳朗　

歴史

【荻野】

私は愛知県の出身ですので、それで就職先として東海漬物に入りました。営業で全国にはじめて行ったのです。１０何年か営業を続けて、現在の会社を起こしました。これは東海漬物の１００％子会社として始めました。

当時東海漬物は週休２日制で、常温で日持ちのする商品を扱っていました。ですから営業としては非常にやりやすいのです。ところが今やっているのは日持ちしない商品なので、毎日作って毎日配送して、という状況になったので、週休２日では営業できなくなりました。

自分で配送と営業を全てやるのではなくて、会社を別にしてやらないとうまくいかないのではないのかというような話をしていたら、私がやることになってしまったのです。「ああ、お前やってみろ」というような感じでした。

当時は大阪にいたのですが、こちらに戻ってきたのが１９７６年の夏頃でした。そして１９７７年に会社を作って、事業を始めたのです。

【荻野】

メンバーは私が営業で、製造、品質管理、開発も含めて３人で始めました。あとは近所でパートさんを５，６人集めてはじめました。まったく東海漬物とは別のところで始めましたから、会社を作るところからはじめました。

それではじめて１年後くらいにセブンイレブンさんと取引が始まりました。当時はセブンイレブンさんがまだ３００店舗くらいのときでした。その後、凄い勢いで伸びてきましたから、それについて行くのが大変でした。

品質管理や衛生管理、工場管理等、そういったことをみんなセブンイレブンさんと一緒に進め、セブンイレブンのＱＣ（品質管理）の人たちに、いろいろ教えてもらいました。工場を作る時にもいろいろ教えてもらって、新しい工場を作る、また次の工場はそれ以上のレベルアップした工場を作るといったように、みんなセブンイレブンさんと一緒にやってきて、そういうことで人も育ってきました。