株式会社メディネット 先端的がん治療“免疫細胞治療”を高度技術で支援するサービスを提供 株式会社メディネット 代表取締役会長 木村 佳司　

キャリア

【木村】

当社で言っているのは「知の融合」です。知の融合をしようとしたときに、どういうことが必要かと言うと、一人ひとりの自立が必要なのです。自立とはどういうことかと言いますと、その人自身が自立していると思うのではなくて、自分以外の人が見たときに、その人は自立しているという人間でなくてはいけません。

もっと具体的に言うと、一人ひとりの能力は個性がありますので、その個性を十分発揮してもらえる企業の風土、文化を作りたい、その結果、個性だけがピークになってしまうと、自分勝手になってしまいますから、そこで自立とは何かというと、自分の個性を伸ばすということは、逆に相手の個性を認めるということが必ずセットになっているのです。

社会により高い付加価値を２１世紀型で出していこうと思うと、我々のような日進月歩の分野は、特に知の融合、海外も含めてですけれども、常に融合していく人間力が必要です。そういうものを持った人たちが集まった塊をメディネット社と呼びたいなと今は思っています。

【木村】

社員に求めることは、普通のことが普通にできることです。「おはようございます」が普通に言えるというそのレベルです。基本的なことです。例えば、ある人が言うには、朝、「おはようございます」と言いますが返事してくれない、気分が悪いと言うのです。返さない人もいますよね。それで「あんた下手な生活しているね」と言うのです。

相手のために言っているのではなくて、自分のために言っているんだよという事であり、自分が言って楽しくなるなら「おはようございます」と言えばいいし、相手は関係ないのだと、自分が楽しくなったらいいのだと、そういう精神で、やはりいつも答えてもらえると思ったら大間違いで、そんな人間関係というのはあり得ないわけです。

それよりも自分が気持ちよくなる基本動作があるとしたら、それは日常生活で実践すればよくて、それを返事しないからといって、トーンダウンしたら何のために挨拶をしたのかわからなくなって、もっと貪欲に考えていったら、やはり今言ったように、ですからGive＆TakeではなくてGive＆Givenというのが現実でしょう。返ってくるのを求めないのです。ですからGiveして返って来たらラッキーという感じです。