株式会社メディネット 先端的がん治療“免疫細胞治療”を高度技術で支援するサービスを提供 株式会社メディネット 代表取締役会長 木村 佳司　

事業

【木村】

事業の概要には大きく言うと、細胞医療という分野ができているのです。それは化合物、つまりこれまでの経験で作った薬ではなくて、人の細胞を使って治療しようという分野です。その中に再生医療で臓器を作ろうと、心臓と作るとか、肝臓を作ろうと、そういうものと、それから細胞を移植して治療しようという分かれ方をしています。

その細胞を移植する分野の中に免疫細胞を使って癌とか、C型肝炎とかを治療しようという分野が、今我々が活動している場所です。

【木村】

免疫細胞を使った治療は大学の数施設が研究的にやっていた医療なのです。それをだれでもが受けられるようにするということは誰も考えていなかったのです。こんなに手がかかりややこしいことをやったとしても、儲からないと、人の細胞で癌の治療を試みるという新しい分野ですから、どう取り組むべきか、誰もわかりません。決まった制度もありません。

どうしたら多くの患者様に治療できるような技術の標準化ができるのか、間違わないで治療に使用できるようにするにはコンピューターシステムを作らないといけないとか、いろいろなことがあるので、ですから実用化はされていなかったのです。研究としては世界的にはありましたが。

それを日本で事業化したのは、当社がいちばん先にやってきたということになります。