株式会社セキュアヴェイル 情報セキュリティの専門集団。２４時間365日体制の監視サービスが特色 株式会社セキュアヴェイル 代表取締役社長 米今 政臣　

キャリア

【米今】

社員の人たちに対しては自分で考えて行動できるような、仕事の仕方であったりとか考え方という形で、自立とは言いませんが、そういう形になってもらいたいなと思います。どこかの段階で、自分の貢献度や自分の仕事の内容に対して、給料を払えるような会社にしていきたいと思っていますので。

もちろん、就社するのではなくて、就職するという考え方で自分が自立しておけば、給料をもらうではなくて、給料を獲得するものだ、という考え方に変わるんじゃないかなと思うのです。

私も４０歳までサラリーマンをしていたわけなのですけれども、そういう思いで仕事をしていたので、まさか当時は自分が創業するとは思っていませんでした。ただ、その時に与えられている仕事というのはたぶん義務だと思うので、義務に対して達成するのは当たり前、達成できなければ、自分の仕事が達成できていないわけですから、そういう思いで仕事をしていました。

自分で何らかの考え方を持って、自立するというか、自分の目標であったり、それを達成できるためには、どうしたらいいか、というのを自分で考えて、アクションできるような社員というか、人になって欲しいと思います。またそういう人たちがたくさん集まれば、たぶんいい会社になると思います。

【米今】

当社の採用の１つの手段というか、過去に作ってきたカリキュラムがある程度あります。それを使いながら教育してくのですけれども、当社の教育センターを受験していただいて、もちろん、何の知識もない人をゼロから教えるということではなくて、ある程度知識があって、ただこういう仕事に就いたことがないとか、もう少し勉強してそういうことをやっていきたいという人に対して、門戸を広げているわけです。

３つのフェーズに分けていまして、１フェーズごとに、合格すると５万円の報奨金を差し上げますという制度で、３つとも全部クリアできれば、本人が望まれれば「当社に入社していただくことを保証します」という制度なのです。

もちろん、本人が望まなければ、よその会社に就職していただいても結構なのですけれども、最後まで行って、その人たちが就職しなくても、どこかの会社に就職して、そういうセキュリティの維持活動に関わってくれたら、それはそれで会社に役立つし、社会的に役立つのではないかなと思います。

当然そういう人たちがたくさん出てきたときには、当社の卒業生みたいな人たちが、そういうところで役立っているとなってくれれば、徐々にそういうコミュニティができて行けばいいかな、みたいな思いでやり始めました。

ちょっと厳しいという話を、うわさで聞いたりするのですけれど、ただ、当社としては授業料もとらずにというのがベースなので、真面目にちゃんとやってくださいという思いで、やっています。ただ何人か卒業された中で当社に入社していただいて、今、実際に当社の社員として働いている方も数名いますので、そういう意味ではよかったかなと思います。