株式会社ワットマン 衣料、家電、書籍などのリユース専門店を展開 株式会社ワットマン 元取締役会長 清水 一郷　

プライベート

【清水】

「成功の復習」という、同期の友達の本なのですけれど、グリーンフィールド・コンペティターが逆襲するというような、副題がついていまして、要は企業が成長して安心していると、他の小さい企業がだんだん攻めてきて負けてしまいますよ。「グリーンフィールド・コンペティター」というのは、田舎にある小さなベンチャー企業のことを言っているのです。

それに負けてしまうという本で、考えてみるとその本や、たまたま人にもらった本ですが、野中郁次郎の「失敗の本質」という本、それは日本の海軍が太平洋戦争で負けたにもかかわらず、情報を嘘をついて流さないで、その負けがますますひどくなっていたことで、それではいけないということだと思うのですが、そういう感じの本が好きです。

失敗をしない、または成功しても安心しない、必ずしも悲観的に考えているわけではないのだけれど、少しそうやって将来の数字的姿や経営的姿を、必ずしもバラ色に見ない方が、いろいろな点でいいのではないでしょうか。狂った時に上に狂えばいいんだよという事です。だから失敗したらすぐ撤退するとか、それから成功しても安心しないとかね。

それはぜひ、本の内容を詳しく覚えているわけではないのだけれど、感動した本ですね、両方とも感動したというか、自分の考え方と同じだと思いました。