株式会社ワットマン 衣料、家電、書籍などのリユース専門店を展開 株式会社ワットマン 元取締役会長 清水 一郷　

事業

【清水】

事業内容としては、ハードオフ、オフハウス、ブックオフの３つをやっています。ハードオフとオフハウスは、ハードオフコーポレーションのフランチャイジーとしてやっています。それからブックオフは本社の神奈川県です。その神奈川県のブックオフのフランチャイジーとしてやっています。

ハードオフというのは、ＰＣやオーディオ、ＡＶ機器です。それからオフハウスというのは、衣料品、ブランド品、貴金属などです。それからブックオフというのは本とソフトです。それを１つの店の場所に３業態を入れているお店と、そのうちの２つを入れたり、小さい店だったら全部は入りませんから、そのうちの２つを入れたりして、その３業態でやっています。

今現在売上げ的に一番大きいのがオフハウス、その次がハードオフ、その次はブックオフの順番です。ただ坪当たり効率でみてそういうことを考えますと、ブックオフの業態が坪当たり売上などが高い、その結果として利益も高いところです。

【清水】

ビジネスに社員も資産も集中すべきですから、１つのことを徹底してやるべきで、今この商売を５年、１０年とか、業界として成長性及び収益性は続くと思います。まだまだできたばかりですから。最近、中古の商売で本当に伸びてきたのは、この１５年くらいですからまだ新しいのです。

新しいから成長性もあると思います。ただこれから先１０年、２０年続くという保証はまったくありません。それは流通業の基本として、変化対応業なのです。外部環境の変化が当然あるわけで、その変化に対応していくのが、仕事だと思います。経営的な仕事だと思います。

それは社員もそうで、同じ流通業だけれども、死ぬまで家電量販店をやらなくてはいけないかと言うと、そんなことはないと思います。そういう外部環境の変化に対応して、あくまで対応していく力があるところが、企業経営としていいのではないでしょうか。

話が直接関係あるかどうかわかりませんが、ダーウィンの進化論で強い動物が生き残ったというわけではなくて、変化に適応できる動物が生き残ったというのが進化論です。会社も同じではないでしょうか。