地盤ネットホールディングス株式会社 ~左遷で掴んだチャンス!?業界の革命児が語る地盤ビジネス最前線~

“異質化”へこだわった理由

地盤ネットホールディングス株式会社 代表取締役 山本 強 (2017年10月取材)

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―“異質化”へこだわった理由―

【ナレーター】

その後、10年間地盤業界に従事し、第一子の誕生を機に起業を決断。早々に洗礼を浴びることとなる。

【山本】

住宅業界のツールのようなシステムをつくる会社だったのですが、本当に未経験で何となく考えたモデルだったので、ある意味どうしようもない。ただ、この会社を気に入って買ってくれた会社がありました。結果的にはその会社に乗っ取られたというか、ビジネスモデルを気に入っていただいて出資していただいたのですが、出資した後にいきなり更迭されました。

それで1年くらいやった後に、その会社を売却したと言いますか、資本金がそのまま戻るだけでしたが、有難いことにお金が1度戻ってきたので「とりあえずこれでお金は若干戻ったな」と。1年間やったけどやはり素人が何を考えてもだめだと思いました。素人が突拍子もなく発想してやることというのはだめなんだなということが身に染みたので、そうすると過去で一番自信を持ってやっていたことといえば、地盤の世界に10年いたので、ここしかないなということで、もう一回地盤をやろうと思いました。もう一回というか、「ここしかない」と。

【ナレーター】

最も自信のある地盤業界で再スタートを切った山本。数々のセミナーを受講する中で、業界内で生き残るためのあるキーワードが浮かび上がった。

【山本】

“差別化”ではなく“異質化”でなければだめだということです。ずっと“差別化”をしてきていました。業界は知っていたので、他に比べてここが違うであるとか、値段などで差別化をしてきたのですが、それだけだと勝てないということをこのセミナーで明確に聞くことができ、「じゃあ“異質化”だ」ということで、ポジショニングを考えようと思いました。

【ナレーター】

事業の“異質化”を図るべく、山本が選択した業界内の立ち位置とは。

【山本】

地盤調査と言えば2、3万円で、工事は100万円と。ここが儲かるから、500社みんなが入ってきたんですね。ですから、工事がしたいという人の軍団が地盤業界でした。そこで、いっそのこと工事を無くす会社、もしくは工事で利益を上げない地盤会社をつくろうと思ったのです。そもそも地盤工事会社というのは、やはり地面の中の調査ですから、「地盤が悪いから工事しませんか?」と言えば非常に通りやすくて、特に震災などで「地盤が大事だ」という流れが出ると、大概のお客さんはお金を出してくれるんですね。ただ、こういうことはやはりずっと続かないだろうということと、そもそもこれは“悪”だなという思いが重なって、それならば正義的な、過剰な工事や過剰な金額を無くそうという、そういうポジショニングの仕事をやろうかなと考えました。このモデルには結構自信があったので、スタートはそうだったとしても、透明感があった方が業界は絶対に伸びると思っていました。この辺りはもう全然ブレもなく、過去の歴史上の流れで。私はそれをやることで、一時的にその話はありましたが、最終的には業界のクリーンさと市場拡大という。ですので、全然そこは迷いもなく“悪いものは悪い”というスタンスで。

社長プロフィール

President's profile
氏名 山本 強
役職 代表取締役
生年月日 1966/6/26
出身地 大阪府

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