株式会社ワークスアプリケーションズ ~企業の生産性向上を目指すワークスの新たな一手~

Vol.4 優秀な人材が働き続けられる環境をつくる

株式会社ワークスアプリケーションズ 代表取締役最高経営責任者 牧野 正幸 (2017年11月取材)

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―優秀な人材が働き続けられる環境をつくる―

【ナレーター】

「働きがいのある会社」ランキングで、10年連続ベストカンパニー賞を受賞するという実績を残すなど、その企業文化や人材戦略が注目されるワークスアプリケーションズ。この結果は会社が求める人材像を明確に打ち出し、そうした人材が働き続けられる環境づくりに焦点を絞ったことで得られたことだという。

【牧野】

我々は働きがいがある会社No.1になっていますが、決してそういう制度がいいからだというふうには私は思っていません。むしろ明確に入社の前に「我々の会社というのはこういう会社で、こういう働き方になって、これに向いている人にぜひ来てください」というふうに、実は明確にそこで打ち出しているんですね。

問題解決ということにフォーカスを当てて、自分で考えて自分で物事を解決していくというタイプの人たち、なおかつそれに対してストレスを感じるのではなくて、それをやりたい。若いうちにもっと成長したいという人たちが入社してくるべきだと考えています。制度も何もかもそういう制度になっていますから、今働いている人たちもそういうイメージになっているので、彼らにとってみると働きやすい環境なんだと思います。

【ナレーター】

従業員の多様な働き方を認め、それを支える社内制度が充実していることも、安心して働き続けられる要因の1つだ。特に、出産や育児を機に、会社を辞めざるを得ないという社員をなくさなければいけないという思いから、子どもを産んだ社員が仕事に復帰しやすくするための育児休業制度を整えてきた。

そして現在、子どもをもつ女性社員が仕事と子育ての両立を実現し、他の社員と同じようにキャリアを描けるようにするために力を入れているのが、自社運営の企業内託児スペースだ。

【牧野】

当社にも当然働く女性で非常に優秀な人たちがいるわけですけども、女性の場合は出産のタイミングで働く環境が激変してしまうということもあって、そこを何とかしなければ働く継続性を保てないということがあります。我々としては企業ですから、当たり前に、優秀な人はずっと継続的に働き続けてほしいという思いの中で、ではどうすれば戻ってこられるかということを女性社員中心に議論しました。

とにかく発想を変えようと。子育てという意味でいうと、みんなが保育所に預けて働くという概念ですけど、保育所に預けている間は、結局接触できないわけです。会社の中に(保育所を)持ってくれば、いわゆる大家族と同じような形で、誰かが面倒を見ながら自分もそこに参画していける。そういう状況をつくり上げたら子育てと仕事というのは完全に両立できるという思いからつくったんですね。

【ナレーター】

また、ベンチャー企業が優秀な人材を確保し、従業員に働き続けてもらうために、経営者が行うべき重要なことがあると、牧野は付け加える。

【牧野】

あともう1つ、実は制度として重要なのは、やはり報酬は引き上げていかなければならないということなんですね。キャリアがついて成長したと思ったら3、4年で辞めてしまう。このサイクルを断ち切るためにも、報酬はいくらくらい払うべきなのかというと、やはり日本の大企業、一流企業と同じ報酬をベンチャーもどこかでは払っていかないといけません。

いつまでも経営者はあぐらをかいていてはいけないと思うんですよ。いくらやりがいがあろうが、成長性が高かろうが、社会性が高かろうが、それで例えば最初の5年は頑張れたとしても、日本のいわゆる一流と言われている企業と同じような生涯賃金を払ってあげる必要性はあると思います。しかもこれと同じくらいの報酬を払わなければ、グローバルでも優秀な人材なんかとれないわけですから。いかに報酬を引き上げていくかということが、経営努力として絶対に必要だというふうに思っています。

社長プロフィール

President's profile
氏名 牧野 正幸
役職 代表取締役最高経営責任者
生年月日 1963/2/5
出身地 兵庫県
座右の銘 「問題解決こそが仕事」

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